羽月莉音の帝国 9 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 144
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513011

作品紹介・あらすじ

世界の頂上に君臨するローザたちアメリカ中枢からのメンバー入りの誘いを拒絶した俺たち。それは彼らを敵に回すことを意味する。一方、革命部が創設した新市場KKネクストは、世界経済の景気を急浮上させ、空前の巨大バブルを引き起こしていた。やがて世界の崩壊が始まる。その時こそが、俺たち革命部の建国の狼煙となるのだ。だが、アメリカをはじめとする列強国が、そう易々と建国など認めるわけもない。俺たちを史上最悪のテロ集団とみなし宣戦布告を突きつけてくる…。風雲急を告げる革命編に突入!いざ、世界大戦へ。

感想・レビュー・書評

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  • 2017.2.1 読了
    2017-6

  • 世界の中枢からのスカウトを突っぱねた革命部.
    更に国際商業銀行という巨大なバブルを弾けさせ世界を大恐慌へ.
    そして遂に建国宣言.
    世界200ヶ国から宣戦布告を受ける.

    人類の救世主から一転,人類の敵に昇格した春日恒太.
    報道される虐殺数がウナギのぼり.
    まだ誰も殺していないのにな.

    結末まであと少し.
    怒涛のペースで突き進んでおりますね.
    そして皇帝陛下のハート強すぎだろ.
    凄いわー.
    凄まじいわー.
    面白かったわー.

  • いよいよ物語の目標であった「建国」に向けて
    具体的に話が動き出す巻。

    基本的に経済面の話はいいんだけれども、軍事面に関して、
    果たして猿島周辺に、民間船を装っていたとしても
    異常な数の船舶を集めることってできるだろうかという
    疑問が・・・・。

    スクラップ前とはいえ、元空母とかも集めているし
    さすがに元とはいえ、未所属な空母で浦賀水道に侵入
    できるとは思えないというか。自衛隊も、在日米軍も
    動くだろ、普通。

    それに衛星からの写真で革命部の戦力分析して、巡航ミサイル
    しか配備してないとわかれば
    猿島直上からミサイル落とせば、世界の勝ちじゃね?
    とか思ってしまうんだけど(迎撃できない)。

    でも、それは事情を知っている読者の
    視点だから感じるのであって、核を持った相手に迂闊な
    攻撃はできないということなんだろうなぁ。

    と、疑問もあるものの、話が一気に動き出す勢いで
    物語に引き込まれたのも事実。

    まぁドンパチ始まって、革命部が戦力を使い果たした
    その後にどうするのかが、最後の楽しみなところでしょう。
    うまく、まとめてくれる事を期待。

  • ついに革命が始まる。
    次が最終巻なのかな・・どうなるのか先が読めないので非常に楽しみ。

    経済と言うものの本質がわかりやすく書かれていると思います。
    無論、誇張等多々あると思いますがw

  • 好況下で債権価格が上昇するワロス

    万事が万事すぐエスカレーションしていく様を楽しむフィクションだとは思うけど、
    あそこまで簡単に自衛隊が出てくるとは思えないなぁ

  • 現実世界と照らし合わせて、なんだか不安になる内容でした。

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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