- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513615
作品紹介・あらすじ
「それは憂鬱な結末が描かれた、決して読んではいけない残酷な絵本なんだよ」『赤ずきん』の嘘つきオオカミ、『白雪姫』のいじわる王妃、『青髭』の殺人男爵、彼ら悪役たちは"絵本"を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥きだしにする-。消えた親友、女子中学生の連続失踪と、高校生・笠木兼亮の周囲で相次ぐ異変。そして、登校中に発生したバスジャックの最中、彼は"絵本"を回収しているという蒼い目の少女・帯刀月夜と出会う…。悪役に借り受けた異能力を使い罪を犯す者と、それを阻止する者たちとの壮絶な戦いの幕が上がる。
感想・レビュー・書評
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悪役に共感した人たちが悪役の力を使役する発想が好き。
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全5巻完結。
色んな童話の悪夢がグロテスクに顕在するのが面白かった。少女の口に指を入れて銃を取り出す、とか、JKがスカートの中に手を入れて産んだ卵を取り出す、とか、
あと、お下げ髪でやる気の無さそうな生駒千鳥があんなことになってからがとても良かった。
『不思議の国のアリス』いいところ持っていった。 -
ストーリーはまあまあ。大人しげな友人(主人公)と妹が隠し事をしていたとは思わなかった。イラストに可愛さが足りないので、ちょっと損しているかな。
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いろいろ納得がいかない部分もあるけど、何回も読み返して咀嚼しようと思う。どうも自分の読む本は、主人公のタイプが偏る(苦笑)←
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悪役にだって守りたい正義はあるという話
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発想は良いけどストーリーはベタだなあ。でもオチが好き。続きも楽しみ。
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これ続くのか
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学園ものダークメルヘン
意図せずに買ったんだけど
読んだことのある作者だった!
『こうして彼は屋上を燃やすことにした』
→ http://booklog.jp/users/skyufo/archives/1/4094512705
よく知る童話に残酷な一面があるというのは多々ある話だけれど
その絵本のシリーズは憂鬱で残酷な結末ばかりが描かれた「決して読んではいけない絵本」
何故ならその本の悪役(ヴィランズ)に
取り込まれてしまうから……
普通の高校生だった主人公の周りで
失踪事件が相次ぐ
消えたのは2人の女子中学生と、
ただ一人の親友の青年
そんな彼の前に『読み手』と呼ばれる異能力の使い手が現れて
その日常は更にダークメルヘン街道へと迷い込む
*
童話が好きなので買うてみた
これからどんどんと話が膨らんでいく感じ
人の心の裏側を
考える