七星のスバル (ガガガ文庫 た 6-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 74
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094515664

作品紹介・あらすじ

また、皆に会いたいよ。

かつて、世界的人気のMMORPG《ユニオン》において、伝説となったパーティがあった。名を、スバル。小学生の幼なじみたちで結成されたそのパーティは、〈センス〉システムを中核に置く《ユニオン》において比類なき才能を発揮、瞬く間に勇名を馳せた。ところが、プレイヤーがゲーム中に息を引き取る事故が発生。この人死事件をきっかけに、《ユニオン》はサービスを終了してしまう。
……時は流れ、6年後。かつてスバルの中心として活躍した天羽陽翔(あもう・はると)は、ダメダメな高校生になっていた。性格はひねて、友達はおらず、何事にもやる気がない。だが、クラスメイトに巻き込まれる形でログインした新生《リユニオン》のなかで、陽翔は信じがたい“再会”を果たす。スバルの仲間であり、リアルの幼なじみだった少女、空閑旭姫(くが・あさひ)――6年前、ゲーム中に死んだはずの彼女が、そこにいた。
「きっと夏の病だ。それかシステムエラー。むしろバグ!」
「あははっ。もう陽翔ってばどうしたの。顰めっ面なんて似合わないよ?」
――伝説は再び動き出す。革新的青春バトルオンライン!

感想・レビュー・書評

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  • ラノベとは思えない出来。面白さ、仲間がだんだん集まってくるところと、過去の因縁とがすごいいい塩梅で混ざりあってる感じ。素晴らしい。
    厨二心くすぐられる設定だし、現実で死んだはずの幼なじみとゲームの世界で出会うって最初の掴みもかなり良かった。

  • 表紙が可愛いねぇ、ということで購入

    .hackとかあの花を彷彿とさせる
    前提としてセンスがないとプレイ出来ないって商業ゲームとしてどうなのよ
    とか主要キャラ以外皆ヒャッハーなのはどうなのよ
    ゲームで指輪交換かあ…うん…

  • SAOとあの花のハイブリッド的作品。六年前、ひとりの少女の死とともに終わりを告げた一つのMMORPGと伝説のパーティ。それがアップデートされ、主人公がログインした時、亡くなったはずの幼馴染が目の前に現れる。果たして彼女はなんなのか?
    大体予想はつくけど、ラストの戦闘は胸が熱くなった。

  • あの花と被る。そのせいで貴法が白ワンピ着て山走ってる絵面しか想像できん。ただラストはだいぶ少年漫画的なオチに振れちゃってるから、次巻以降、差別化されてくるのかも。6年分成長した陽翔達と、小6の旭姫の会話レベルが同じなのは違和感しか感じない。いくらファンタジーだからって、お墓のシーンは色々とおかしい。

  • 作者のデビュー作シリーズが好きだったのと、アキバブログに紹介されていたのとで期待を込めて作者買い。結果、私には合わなかった。

    まず設定が受け入れられない。リアルMMORPGが物語の舞台だけど、センスで全てが決まって、選ばれた者しかゲームに入れないってなにそれ。そんなゲーム、誰をターゲットにしてるの?わざわざヘッドギアまで買わなきゃいけないのに、時間もお金も関係なくセンスで決まるってひどくない?
    最強パーティーが小学生というのが胸くそ悪い。知恵もなく工夫もなく、ただゲーム世界で生まれ持ったものだけで最強になれてしまう。小学生が調子にのってたらイラッとくるぞ。
    しかもそんなゲームにわざわざ時間をかけて攻略しようという高校生以上の大人組の気が知れない。そのゲームで遊ぶ意味がどこにあるわけ?

    なにしろヒロインの精神年齢が小学生なのが辛い。見た目は高校生でも中身の言動が小学生とかマジ勘弁です。なにも考えず陽翔を信じてるとか言ってる姿にイラッとくる。お前何も考えてないだけじゃんかよ!と。

    イライラしながら読んだのだが世間の評判は悪くないので、この作者の作品は、私にはもう合わなくなったみたい。残念。

  • 主人公がリユニオンに復帰するまでの流れを始め、全体的なストーリー展開は良く出来ているし、キャラクターも魅力的。次巻以降につなげる引きや伏線も気になるものばかりで、これからも期待できそう。
    ただ、後半で戦闘に巻き込まれるところだけは、このタイミングでやっちゃいけないんじゃないのかなと思ってしまった。

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身。 第10回(2008年)えんため 大賞小説部門優秀賞受賞作『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』で、ファミ通文庫( エンターブレイン)からデビュー。

「2017年 『中古でも恋がしたい!9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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