編集長殺し (ガガガ文庫 か 5-26)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094517149

作品紹介・あらすじ

これがギギギ文庫の日常、だよっ♪

私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です!
カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが……。

「初版500部のオーラね」「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは」「やり直し。むしろ生まれ直し」

……ボロクソですっ!フルボッコとはまさにこのこと。
編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。
権力(校了)とお金(決済)を握られては、私たちはぜったいに勝てないのです。

こんなときは、頼りになる先輩たちに相談するしかありません。きっと魅力的なカバーの秘訣を教えてくれるはずです――。

「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」「顔はキリリと睨むのがいいかしらね」

――って、なんでですかっ!?

グチと笑いに満ちたお仕事るぽラノベ!と見せかけたGIGIGI文庫の闇を晒す告発本、ここに校了です!
今日も元気にギギギっちゃお~♪(ギギギ……疑偽欺……)

感想・レビュー・書評

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  •  なんかガガガ文庫編集部に就職したくなる小説。羨ましいなあと思った。そして、こんな風に編集者は作家に接しているんだ……と身近に思える。シロバコを思い出した。声優をチョイスするときのシロバコの場面。一番の読者は、ガガガ文庫とかラノベで執筆してる人とか、そういった人が、楽しんで読んでいる気がする。こういう小説でもいいんだ、と思える。そして文章が読みやすい。

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著者プロフィール

2008年の第3回小学館ライトノベル大賞にて審査員特別賞を受賞し、応募作を改題した『やむなく覚醒!! 邪神大沼』(ガガガ文庫)で作家デビュー。デビューシリーズに続き、2シリーズ目となる参加型人生相談ラノベ『人生』シリーズも大ヒットとなり、TVアニメ化を果たした。現在『勇者と勇者と勇者と勇者』シリーズを展開中。

「2016年 『いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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