バルベスタールの秘婚 (小学館ルルル文庫 ひ 2-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 63
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522297

作品紹介・あらすじ

第6回ライトノベル大賞ルルル賞受賞&読者賞受賞作。アクランド国での生活を捨て、逃亡を図るローダ。これから先の生活は、どうなるかわからないけど、希望のないアクランドでの生活はとにかく嫌、と、列車に飛び乗る。そこで出逢ったのは、歴史のあるバルベスタール国の王子であるフェルウス。二人の利害が一致し、半年間だけの契約で結婚することになり…。期待の大型新人、堂々登場。

感想・レビュー・書評

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  • 30歳年上の相手と結婚させられそうになったローダは、留学の帰国途中に脱走して列車に飛び乗る。その時助けてくれたバルベスタールの王子となんと契約結婚をすることになってしまう。まあ、王宮でいろいろ事件は起こるが、お互いに惹かれ合うようになり、本当に結婚するという先行は予想できるけどね。明るくて健気な主人公のローダが可愛くて読んでしまうよ。王子のフェルウスには天使のような婚約者候補がいたはずなのに、なぜ契約結婚などしたかは読んでいくうちに分かるのだが、ちょっぴり空恐ろしい感じはする。

  • 旅が終わって帰宅すれば、まっているのは身売り結婚。
    逃げ出すために知恵を絞ったのはいいものの
    即座に困った羽目に。

    そこをひょいひょい助けてくれる男がいたら
    当然下心があるもの。
    これぐらいの下心でよかったね、というべきですが
    まぁそこは少女小説ですから…。

    そこまで大変な事もなく、とんとん話が進んでいくので
    逆に山場はどこ!? と焦ってしまった感じです。
    一応あったんですけど、さらっと終了。
    そんな主人公達よりも気になるのは
    彼の娘である妖精さん。
    観賞するにはもってこいな感じですが
    妻にするには不安しかない物件です。

  • 第6回ライトノベル大賞ルルル賞&読者賞受賞作品。

    くまの柚子さんのイラストに惹かれて購入。

    ヒロインのローダは、家が決めた結婚(相手は30歳も上)が嫌で、一計を案じて一大家出を結構。

    お目付役の家庭教師の目を盗んで逃げ出すことに成功するのだけれど、駅で旅券を盗まれてしまって。

    それでもなんとか列車に乗り込むことに成功したローダ。

    窮地を救ってくれた青年・フェルウスに「ある仕事」を頼まれて――

    というのが物語の始まり。

    とてもおもしろかったですー。

    ローダもしっかりしていて、自分のことより他人の心配をする、とってもいい子で。

    いきなり古い王国の王太子妃殿下となってしまったローダだけれど、持ち前のポジティブさで危機を乗り越えていって。

    まさか最初のお披露目でダンス相手を蹴飛ばすとかww

    すごいなww

    よくあるシンデレラストーリーとはまたちょっと違う趣で、好きだなーって思いました。

    このバルベスタール王室の王位継承権システムってちょっと特殊っぽい。

    家ごとにズレていくってすごいなあ。

    なんか余計謀略とか出てきそうです。

    苦笑

    あ、今気づいた。

    これってまた「結婚から始まる恋物語」ですね。

    基本、そういう系って苦手なんですが、これは全然そんなことなかったなあ。

    読みやすくって、一気に読んでしまいました(*´▽`)

    暗殺計画の主犯とか、まさか冒頭の旅券が中盤に関わってくるとか。

    読んでいてどきどきわくわくしてました。

    くまのさんのカバーイラストも挿絵もすてきで。

    ローダかわいいvv

    フェルウスかっこいいvv

    ふわー(*´ω`)

    よい作品に出会えました。

  • 王道。
    これからの作品に期待。

  • 設定は好きな方だったんで、絵も嫌いじゃなかったんですけど、なんだろう、あまり入り込めませんでした。

    30歳も年上のいけ好かない相手との結婚を嫌って逃亡して、飛び乗った列車に乗っていた王太子フェルウスと結婚することになったローダ。
    失踪したってことなのに、まったくローダの実家のお話は出て来ませんでした。新聞見て、もしかして?って思ってもいいはずなのに、探しもしないのかなっていう疑問が。

    王太子と結婚したのに、反対してたのはマリアルドだけで、「全き刃」の印象も弱かったかなぁ。最後の裏切り者もちょっと唐突でしたし、いきなりマリアルドも改心しちゃったし。

    それよりもフェルウスがいったいどこら辺でローダを好きになったのか?最初の方は、それこそリザベーヌの方が好きっぽい感じがしたのに、リザベーヌの性格も、あれよりはフェルウスの兄のことがまだ好きで・・・って方がよかったかなって思いました。

    設定は悪くないんだけど、ちょっと物足りない感じでした。
    (1冊読み切りだから仕方がないのかもしれないですけどね。)

  • 家出少女と王太子の偽装契約結婚モノ。一冊読みきりで綺麗に纏められているので読みやすい。…けども、いろいろちょっとずつ物足りないかな~。テロリストにしろ、悪徳侯爵にしろ、後始末がふんわりしてたり、ローダとフェルウスの距離感も歩み寄り処が微妙かも。フェルウスはどの辺でローダに惚れたのかな~とかね。しかし、清々しい程にローダの実家については放置の極みだったので、作家さんの潔さは感じた。次回作は気が向いたら読む…かな?

  • 可愛いお話です。
    ただ、先は読みやすいですね。
    度胸のある女の子と王子様のお話。いきなり結婚するところから始まります。

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