忠犬侍女の愛しの王子様 (小学館ルルル文庫 う 1-24)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 48
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522914

作品紹介・あらすじ

ご主人様は王子様でお医者様!?

「君はもう俺のものだから――」--幼いころ、親に捨てられ森の中で泣いていた自分を拾ってくれたファラール王子。それ以来、少女リーリアはファラールをご主人様と決め、王宮を離れて医師として働くファラールのそばを片時も離れず、忠実な侍女となって仕えている。
そんなある日、病弱な弟王子を治療するために、ファラールが王宮へ呼び戻されることに。王宮に同行したリーリアは、なぜか自分が侍女ではなくファラールの恋人だと周囲に勘違いされていると知り、驚愕する。「私なんかがご主人様と恋の噂なんて、おそれ多すぎます!」必死に噂を否定してまわるリーリアだが、なぜかファラールはいつも以上にリーリアを甘やかし気味で、過剰に接触してくる。そんなファラールの態度にドキドキを隠せなくなったリーリアは、身の程知らずで分不相応な自分の恋心を恥じて、ファラールから逃げようとするが…。
ご主人様大好き!な侍女と企み王子。極甘主従のラブコメディ!

感想・レビュー・書評

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  • 自分を拾ってくれた王子に忠誠を誓っている主人公。
    しかしそれは、ものすごく色々とスルーしてしまうほど。

    王子と話がかみ合ってなさぷりがすごいです。
    いや確実にそれは…と思うのに、すべて忠誠で
    フィルターがかかりまくり。
    途中までは面白いのですが、あまりの事に
    王子が不憫になってきます…w

    事件が起こる、というよりも、自覚してくっつく、のが
    メインだと思われますので、事件はそれほどでも。
    兄は言葉が不自由、弟と弟2は腹黒。
    …この家庭はどうなっているのでしょう??

  • あとがきから『辛い現実につかれた時でも暇つぶしに読める、安心設計。脳みそを使わずに、どうぞお気楽に読んでいただければと思います』ということで、忠犬侍女というタイトルの通り、とくにひねりはない激アマなルルル痒いお話。

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4284.html

  • 評価がよかったんで、買ってみましたが、私的にはちょっと物足りなかったです。確かにリーリアの忠犬ぶりやファラールがリーリアの忠犬ぶりをちょっとずつ修正を試みながら失敗しているところは面白いんですけど、先が読めちゃったというか・・・。

    あと、くまの柚子さんのイラスト好きなんですけど、挿絵のリーリアの顔がコメディになってるところが多かったのは残念。シリーズものだったらいいんですけど、一冊完結のときは、きっちりしたイラストの方がよいかなって思いました。

  • あいかわらず安定感のあるラブコメ。安心して読めます。最初から最後まで主人公カップルはイチャコラしてるし(笑)、程よく事件も起こり(これまた分かりやすい悪役ww)、それを解決すべくヒロインもヒーローも活躍します。忠犬リーリアのファラールに対する愛情の深さに感服し(笑)、そんなリーリアを逃さないように外堀をしっかり固めつつ、ファラールは周りの男共を笑顔で牽制ww実の弟にだって容赦はしません(笑)損な性格の長兄もだんだん可愛く思えていきました。間違いないハッピーエンドなので片手間に深く考えず、さっくり楽しみたい人にはオススメの作品。

  • タイトルとあらすじ通りの、まさにこれぞ王道の少女小説!といったお話でした。
    ヒロインとヒーローは最初から最後迄いちゃいちゃしていますし、母親がそれぞれ違う3兄弟の王子も仲が良く、悪役は言動も分かりやすい勧善懲悪ストーリーでお伽話のように甘い作品でした。
    …あれ?
    そういえば、事件解決後の国王の動きがなかったように思います。
    ヒーローが医者の知識をふんだんに活用して、悪役を痛め付けるシーンに痺れました。
    久し振りに少女小説を堪能させて頂きました。

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