きんたろう (日本名作おはなし絵本)

  • 小学館
3.52
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本棚登録 : 150
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097268758

作品紹介・あらすじ

『きんたろう』だれもが知っている日本一の力持ちの少年。

桃太郎、浦島太郎と並び、「三太郎」の一つとして有名な「金太郎」を明るく楽しく描いた作品です。杉山亮先生の軽快な文章と竹内通雅先生のユーモラスな絵がみごとにマッチ。今までにない新しい金太郎の登場です。

感想・レビュー・書評

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  • 足柄山で金太郎が生まれる。
    生まれたとき産婆さんをたらいの中に蹴飛ばすほど。
    リスやサルと遊んでいると弱い動物ばかりと遊んでいると、クマが突っかかってくる。
    相撲を取ると、金太郎が勝ち、以後、クマも仲間に。
    崖を渡るとき、サルたちが連なって橋になって小さい動物たちは渡れるが、クマは渡れないので、木を倒して渡
    らせる。
    それを見ていた武士は金太郎を京へ。
    源頼光の家来になり、大江山の酒呑童子を討伐しに行く。
    酒呑童子たちは門を作り入れない。
    そこで、酒呑童子は酒好きなのを利用し、お酒を売りに行くことを提案。
    お酒は置いて置け、あとで代金を払うと言われ置いておく。
    お酒の樽を中に入れると中から金太郎が飛出し、鬼たちが驚いている隙に扉を開け、酒呑童子たちを退治。
    金太郎は坂田金時という名前をもらうのだった。

    生まれてすぐ産婆さんを蹴飛ばしたり、クマを降参させたりと力持ち。
    酒呑童子を酒で油断させる部分まであって細かい。

    絵もかわいらしい。

  • 昔話は古風なイラストのものが多くて息子が敬遠するのですがカワイイイラストだったのでちゃんと話を聞いてくれました。

  • 絵が可愛い。
    相模の足柄山とか、きょうの大江山とかの地名が出てきて、
    具体的に想像できるので大人も楽しい。

  • 4歳からおすすめ。
    金太郎のキャラクターはもちろんしっていたのですが、どのような昔話なんだっけ、熊と相撲するだけではないよね、と思い、手に取りました。
    なるほど、大人になってからの活躍譚があるのね、と理解できました。

  • イラストがカラフルでかわいく、改めて物語を楽しめる1冊。
    ストーリーがしっかりしている(あまり省略・簡略化されていない)ため、読み聞かせも小学生ころからのほうが向いているかな、と。

  • 2018/8/17 20:33

  • 日本名作おはなし絵本

    きんたろうは、生まれた ときから、
    びっくり する くらいの ちからもち。
    山の どうぶつたちに かこまれて、
    すくすくと そだちました。
    つよく、正しく、ちえが ある 男の子、
    きんたろうが、大かつやく する
    おはなしです。
    ~表紙見返しより~

    桃太郎、浦島太郎、そして金太郎と
    昔話ご三家の三大太郎の中で唯一実在の
    モデルとなる人物がいた金太郎。
    のちの坂田金時(さかたのきんとき)だ。
    足柄山の山奥でクマとすもうをとったり
    また童歌にあるように、クマにまたがって
    お馬のけいこをしたエピソードが有名。

    でも、ふと考えるとその他については
    なんにも思い出せない。
    どんなおはなしだっけ(;・∀・)!?
    今回、こどもが図書館のパソコンで検索。
    探して選んできたので読み聞かせしながら
    私も再読。

    赤ん坊の金太郎、産まれたばかりで
    お産婆さんを産湯に投げ飛ばしたり、
    家の柱に結わえ付けられたら、その家を
    引きずってハイハイ、畑仕事に行く
    お母さんを後追い!!
    力持ちエピソードがデフォルメされてて
    とっても愉快(^-^)
    絵もお話とすっごく合っててとても可愛い。

    桃太郎同様、都を荒らす鬼を退治しに行く
    くだりがあるのだけど、これはこの絵本の
    オリジナルエピソードかな(!?)
    固く閉ざした鬼の岩屋へ入るため、酒売りに
    化けて酒瓶に隠れて忍びこんだり、
    力だけでなく知恵もある金太郎。
    かと思えば実在の源頼光(みなもとのらいこう)
    名も出てきて史実に忠実だったり。

    少し長いので幼稚園~小学低学年向きかな。
    我が子も金太郎のパワフルぶりに大喜び
    してました。
    とにかく竹内通雅さんの絵がいい!
    絵だけでもじゅうぶんお話が楽しめちゃいます!

  • しゅうお気に入り☆
    何度も何度も読みました。

  • ★図書館

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著者プロフィール

杉山亮(すぎやま・あきら):1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。主な著書に『子どものことを子どもにきく』(ちくま文庫)、『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)、『たからものくらべ』(福音館書店)、『青空晴之助』『児童書作家の思いつき』(仮説社)などがある。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている。

「2023年 『子どもをおいて旅にでた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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