かさじぞう (日本名作おはなし絵本)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 60
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097268819

作品紹介・あらすじ

おおみそかの夜、雪の中を、貧しいけれど心優しい老夫婦のもとに、たくさんの贈り物を届けてくださったのは…小学校の教科書でもおなじみの昔話を、柏葉幸子先生の文章と、村上勉先生の絵で、おおくりします。

感想・レビュー・書評

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  • 村の外れの6体のお地蔵さんがあったが、おじいさんとおばあさん以外は見向きもしなかった。
    笠を売りに行った帰り道、雪まみれのおじぞうさんをかわいそうに思い、傘を被せる。
    1体分足りないので自分の笠を被せる。
    夜、おじぞうさんの声が聞こえ、返事をすると戸口の前に米俵や正月の食べ物が。

    文章は柏葉幸子。
    こんな昔話も担当していたんだ、と驚き。
    おじいさんおばあさんが日頃からお地蔵さんを大事にしていたことが追加されているのが珍しい。
    単純に昔話の筋を追うのではなく、物語として膨らませてあるのが面白い。
    一般的な基本的な話だけを求める人には向いていないとも言える。

    絵は村上勉。
    市でものを売っている人たちがみんな同じに見えるけれどご愛嬌。
    笠を持っているおじいさんを見つけるのに少し探した。
    村上勉のおじいさんおばあさんは昔話にぴったり。

  • 20120108 図書館

  • ・「小さな家」というが絵からは分からない、お地蔵さんが一列になってやってくる、と書いてあるが絵では一列ではない、など絵が文章とあっていないことがあり気になる。
    ・文章が説明的。余計な情報が多い。
    ・お地蔵さんがお地蔵さんらしくない。

  • 大好きな柏葉幸子さんというだけで飛びつくのに、村上勉さんの挿絵ときました!
    図書館の児童担当によると「導入部に、大晦日ではない普段のおじいさんおばあさんの様子が書かれているのがいい」だそうです。最後のお地蔵様にはおじいさんのかさをあげ、お地蔵様がやってくる姿を直接見ているという点が私の覚えている話とは少し違いましたが、昔話なのでいろんな語られ方があるのかな?

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著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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