介助犬ターシャ: Service Dog TASHA

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (59ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097272304

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  • 落としたものをひろう。電気をつけたり消したりする。学校や買い物についてくる。犬のターシャは、いつもそばにいて、ステファニーがひとりではできないことを助けてくれる。

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)

  • 「介助犬ターシャ」大塚敦子著、小学館、1999.05.10
    59p ¥1,365 C8771 (2019.01.24読了)(2019.01.24拝借)
    盲導犬は知っているけど、介助犬は知りませんでした。
    介助犬ターシャの主人は15歳の少女ステファニーです。ステファニーは赤ちゃんのときに事故で脊髄に大怪我をし右足が不自由になり出かけるときは車いすを使ってます。
    学校に行くときは、迎えに来るスクールバスで一緒に学校に行きます。ステファニーが勉強しているときは、ターシャは机の下で静かに待っています。ステファニーが鉛筆を落としたりするとターシャはすぐ鉛筆を拾ってくれます。
    学校終わって家に帰れば、ターシャとステファニーは一緒に遊んだりします。ターシャの世話は、ステファニーの役目です。ターシャの体をブラッシングしたり、食事をあげたりします。ターシャは、ステファニーに手紙を運んだり、出かけるときはバッグを持ってきてくれたりします。ステファニーが買い物のときは、お財布をレジの人に渡してくれたり、棚から落としたものを拾ってくれたりします。
    電話機を持ってきてくれるように指示すれば、持ってきてくれます。靴下を脱ぐのを手伝ったり、ブランケットを持ってくるように指示すると持ってきます。
    ターシャは野良犬でした。通りをうろついていたところを、動物管理施設に保護されました。大きくて頑丈な体と、優し性格を見込まれ、介助犬の訓練を受けることになりました。介助犬になるための訓練施設は、女子刑務所です。犬の訓練をするのは、刑務所に入っている受刑者です。基礎訓練には、6カ月から8カ月かかります。
    基礎訓練の後、主人になる人と引き合わせて、相性が良ければ、パートナーとして暮らすことになります。
    日本にも介助犬はいるそうです。数は多くないので、見かけたことはありませんけど。

    【目次】(なし)
    はじめに
    本文
    介助犬ターシャとステファニーが教えてくれたこと  大塚敦子
    日本での介助犬の現状  高柳友子
    介助犬シンシアとともに暮らして  木村佳友

    ☆関連図書(既読)
    「いのちの贈りもの」大塚敦子著、岩波書店、1997.11.17
    「さよなら エルマおばあさん」大塚敦子著、小学館、2000.08.01
    「盲導犬クイールの一生」秋元良平・石黒謙吾著、文芸春秋、2001.04.10
    (2019年1月25日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    落とした物を拾って渡す、靴下を脱がせてくれる、車椅子を引く、電話を取ってくれる、学校や買い物にもついてきてくれる―一頭の介助犬が障害を持つ少女に、笑顔をくれた。

  • ターシャとステファニーの互いを想うきもちが感じられます。

  • 2011年2月6日

    <Sevice Dog TASHA>
      
    ブックデザイン/スタジオ ギブ(川島進、三瓶紀世美)

  • 写真絵本です。
    海外の女の子のヘルプをする犬のお話。
    いろんなお手伝いをする様子に、コドモたちは「えらいねぇ…」と感心しきり。

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著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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