おこりんぼママ

  • 小学館
3.74
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本棚登録 : 519
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097272793

作品紹介・あらすじ

母と子の心がひとつになる絵本。

感想・レビュー・書評

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  •  ペンギン君のママがもんのすごく怒鳴ったら、ペンギン君の体はバラバラになり、頭は宇宙へ、おなかは海へ、つばさはジャングルへ、くちばしは山のてっぺんへ、おしりは知らない町の中へ飛んで行っちゃった。
     足だけになったペンギン君のところへママが来て、船に乗って集めてくれたペンギン君のかけらを丁寧に縫い合わせてくれた。
     これを子供たちに読んだ時、「お母さんみたい」とは言われなかった。バラバラになったのは私の心のほうだったかな。「ウソつけ!」って言われるかな。子供たちの心をちゃんと縫い合わせるのを怠ってきたから。

  • 中古購入

    お母さんがダメそうな本は
    子どもにとってはとても興味があるだろうと
    中の汚れだけチェックして購入した
    案の定うちの子は
    タイトルを見ただけでニヤニヤしている(笑)
    私がタイトルから想像する話とは違い
    ママが怒っているシーンは最初の一回のみ
    その後は怒られた子どもペンギンのお話だった
    タイトルはこれでいいのかな?と思ったけど
    おこりんぼママだけど
    子どもはちゃんとわかっている
    やっぱりこのタイトルでいいと思った
    絵本ならではの展開に
    ビックリしつつ
    ふふふっと笑顔になれる
    大人も子どもも
    いろいろ感じるところのある絵本

  • 大好きなお母さんに怒られる。
    子どもにとってそれは、心と体がバラバラになって飛んで行ってしまうような衝撃なのでしょう。

    でも、バラバラになった心と体を拾い集め、縫い合わせてくれるのもまた、お母さん以外にはありません。

    この絵本のお母さんが素敵なのは、きちんと「ごめんね」って謝れること。

    大人も間違えることはあるし、愛が行き過ぎて子どもを傷つけてしまうこともあるけど、相手が子どもだからといい加減にせず、きちんと謝ることが大切だと思うのです。

  • おこりんぼママが「ごめんね」を言えて良かったです。

  • ほのぼのとしたタッチの絵にもかかわらず……衝撃的なストーリー!
    .
    ママが怒り過ぎて、そのショックでペンギンのぼくの体がバラバラになってしまうのです。
    .
    あたまはうちゅうに〜
    おなかはうみに〜
    つばさはジャングルに〜

    バラバラになってしまったペンギンのぼくは、足だけで自分を探しにでかけますが、目もなければ口もない……どうにも探すことはできません。
    .
    そんな時、ぼくの体のかけらを拾い集めてきたママが船に乗って登場!
    しっかり縫い合わせてもとのぼくに戻してくれました。「ごめんね!」と言いながら!
    .
    ママに怒られるとこんな事になってしまうの?
    そうですね……子供の心はガラス細工みたい、大人が思う以上に繊細で弱いもの!
    .
    気付くと怒ってしまっているママ、でも怒り過ぎないでね!
    そして最後には「ごめんね!」と言葉を添えてね。
    .
    どんなに怒ってもママは味方、最後の最後まで守ってくれるのもママ!

    「やっぱりママがいちばんさ!」というペンギンのぼくの言葉、ほっとしました……。
    .
    この絵本は親子で一緒に読んで欲しいです、きっとママの立場、子供の立場、それぞれに感じ方は違うでしょう!
    .
    怒った時のママの目と悲しそうなぼくの目、ママにバラバラになった体をなおしてもらっているぼくの目、抱き合っている2人の目…どの場面も表情がわかりやすく、最後には親子の絆をしっかりと感じることができます。
    .
    ぼくのことが大好きなママと、ママを大好きなぼく、喧嘩をしても「好き」には変わりないですね!
    怒る側の気持ち、怒られる側の気持ち……両方が読み取れる最高の1冊です。
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    母の日に自分を振り返りつつ、目の前にいるお子さんの存在に感謝と慈しみと尊敬を!
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    #おこりんぼママ
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    #ユッタバウアー 作
    #小森香折 訳

  •  ママがものすごくどなったら、ぼくの体がバラバラになってとんでいっちゃった。ぼくは、あしだけに なっちゃったから、見つけたくても目がないし……「たすけて」って 言いたくても、くちばしも ない。・・・と、何だか切ないお話ですが、結末は暖かい気持ちになるので安心してくださいね。

     それにしてもこの本を手に取った時、「うわっ!」って思いましたよ。まるで私のことみたいって。子供の時ひどく怒られると、ほんとうにこの本のぼくのようにバラバラになった気がしたものです。それなのに今は『おこりんぼママ』に度々なっています。だからママの気持ちと子どもの気持ち、どっちも分かるなあって思うんですけどね・・・。

  • Schreimutter
    愛生氣的媽媽

  • 最初にペンギンの子供がお母さんに叱られて体がバラバラになってしまだけれど最後にはおかあさんにだきしめてもらっていたからよかった。

  • 『きょう ママが、ものすごく どなった。』

    どなられたショックで体がバラバラになって飛んでいってしまうという斬新・シュールなお話。
    さいごは、『やっぱりママが いちばん だいすき』という展開。

    どなって ごめんね、叱るけど愛なのよ、とママ目線では言い訳したくなる。

  • 怒られて体がバラバラになっちゃうのちょっと怖い
    あとお母さんがそれをまた縫い合わせてくれるのも、これはハッピーエンドなのか?むむむとなる

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