北斎の絵本 富士山みえた~!!: 小学館あーとぶっく15 (小学館あーとぶっく 15)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097277088

作品紹介・あらすじ

日本人なら知っとこう累計80万部シリーズ

1993年刊行以来、超ロングセラー!
毎年版を重ねる大人気アート絵本シリーズの日本編が登場。

こどもの可能性をぐんぐん伸ばすヒントがいっぱい!


【小学館あーとぶっくシリーズとは】
30年近く、ファミリー世代に愛される小学館を代表する
こども向けのアート絵本シリーズです。
既刊『ピカソの絵本』『ゴッホの絵本』など世界の名画版に続き、
いよいよ日本が世界に誇る“葛飾北斎”の絵本が登場しました。

大人たちの空前の日本美術ブームの中、
こどもたちにも日本人の感性を育てる機会を与えてあげてください。


【本の内容は・・】
北斎の代表作「富嶽三十六景」を観ながら、
富士とともに生きる江戸人たちが登場。
お花見、洗濯、田植えなど、当時の暮らしを体感します。

ザッブーン!・・・大きな波しぶきの間から小さく見える富士山。
このあまりに有名な「神奈川沖浪裏」の絵など、
日本のこどもたちにぜひ知っておいて欲しい作品を
わかりやすく、楽しみながら紹介。

まるで化けもののような大波、
極端なまでの遠近感・・・。
北斎のダイナミックな感性を
日本のこどもたちに伝え継ぎます。

感想・レビュー・書評

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  • 葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」が、親しみやすい文や吹き出しで紹介される絵本。オールカラー。
    北斎は富士山が人々の信仰の対象となっていること、いつか登りたいと思っている人がたくさんいることを知って、色々な場所から見る富士の美しい姿を描いた。そしたら大ヒット!これが「冨嶽三十六景」。
    富士山の姿以外に、人々の暮らしの場面の絵が生き生きとしていて楽しい。
    江戸時代には江戸市中や地方の色々な場所から富士山を眺めることができた。「ふじみ」という地名が多いのはそのためだとか。
    両国橋からも見えたなんて今では信じられない!あの辺だとスカイツリーに登らないと見えないのでは?行ったことないけど。

    いつの世も、人は富士の姿を愛でるものなんだな〜。☼༄/^-^\༄

    • 1Q84O1さん
      なおなおさんの絵文字、今回は富士山!
      ナイスです(≧∇≦)b
      なおなおさんの絵文字、今回は富士山!
      ナイスです(≧∇≦)b
      2023/05/08
    • なおなおさん
      1Qさん、ありがとうございます!
      今回は一部だけ自分で作ってみました。
      /^o^\੭⁾⁾
      1Qさん、ありがとうございます!
      今回は一部だけ自分で作ってみました。
      /^o^\੭⁾⁾
      2023/05/09
    • 1Q84O1さん
      お山が手を振ってくれてるw

      密かになおなおさんの絵文字ファンです(〃∇〃)
      次回作も楽しみです♪
      お山が手を振ってくれてるw

      密かになおなおさんの絵文字ファンです(〃∇〃)
      次回作も楽しみです♪
      2023/05/09
  •  冨嶽三十六景、いいですよね。別に何を知ってるというわけではないライトファンだけれど、一枚一枚の絵自体も面白いし、色んな状況での富士山を見せてくれるという全体コンセプトも好き(その意味で太宰治の『富嶽百景』も好き)。
     大人向けの浮世絵鑑賞ガイドブックは読んだことがあり、情報量で比べたらそちらのほうが勝ると思うが、動きのあるレイアウトでやさしく楽しく鑑賞ポイントを示してくれるこのシリーズ絵本、とても良い!全部読みたいくらいだ。

     やっぱり『神奈川沖浪裏』がすごい。「一度見たら忘れられない絵だよね」というようなコメントがこの本の中にもあったが、まさにその通り。絵のタイトルや北斎の名前は知らなくても、子どもの頃何かで見て覚えていて、さらにこれまた意識せず繰り返し見ていた東映のオープニング映像「荒波に磯」(今調べたらあれは千葉の海らしいし富士山はないんだが)ともなんとなく勝手に重なって、あまりにありふれた、陳腐で凡庸とも言える“ニッポン”のイメージとして脳内に刻み込まれている。だから、もはやこの絵は「あーはいはい、あのザッパーンとちっこい富士山のやつでしょ」と頭の中でとても軽い扱いを受けていたのだが、今回絵本の導くままに鑑賞させてもらって、改めてというか初めてすごさを実感した。あの細かい波頭の形は、本物の波を静止画で捉えた形とほとんど同じだそうで、そんな技術もなかった時代にそれを捉えた北斎の目に驚愕。

     なおなおさんのレビューきっかけで読みました。ありがとうございます!広重の絵本も読みたかったが貸出中だったのでこちらから…。

    • なおなおさん
      akikobbさん、おはようございます。
      「神奈川沖浪裏」はやはりいいですよね。akikobbさんのレビューで北斎の着眼力や技術の素晴らしさ...
      akikobbさん、おはようございます。
      「神奈川沖浪裏」はやはりいいですよね。akikobbさんのレビューで北斎の着眼力や技術の素晴らしさが伝わってきました。ハガキサイズでいいので、家に飾りたくなりました。
      あの例のアプリで、アイテム(絵画)として北斎の絵も集められるのですよ(スマホ上で)。いつでもどこでも北斎や広重の絵を楽しめます(^^)
      では、一足お先に京都へ向かいますね(←しつこい^^;)。
      2023/05/28
    • akikobbさん
      なおなおさん、コメントありがとうございます。
      江戸ジャーニー、スマホでとはいえ、歩いたご褒美に浮世絵もらえるのいいですよね。しかも東海道徒歩...
      なおなおさん、コメントありがとうございます。
      江戸ジャーニー、スマホでとはいえ、歩いたご褒美に浮世絵もらえるのいいですよね。しかも東海道徒歩になぞらえて歩ける!燃えます(メラメラの方)、気持ちだけは燃えてますが、在宅勤務が増えて本当に歩くことが減ってしまったので、己の軟弱さを噛み締めながらゆっくり進みます。「待っててくださいね!」とはとても言えない笑。どちらかというと「俺に構わず、行ってくれ…!」っていう感じです笑。
      絵本もアプリも、きっかけありがとうございます♪
      2023/05/28
  • 江戸時代の後半期に浮世絵師として名を馳せた、葛飾北斎(1760-1849)が紹介された<こどものためのアートの本>。代表作「富嶽三十六景」の中から十三景について、やさしく解説されている。近くの大波と遠くの富士、動く海と不動の山、丸い波と三角の富士、江戸庶民の暮らしの風景と富士の眺望など、一度見たら忘れられない北斎の絵の魅力を伝えている。人づきあいが悪く、生涯に93回引越したとか、30回改号したとかの奇行の多い北斎だったようだが、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンたちの作品にも影響を及ぼした日本人の一人となった。

  • 良かった

  • 娘)色々な富士山を楽しそうに見ていたし、探していた。「人の描き方が変わってる」と興味深そうに見ていた。大きなたるの向こうに見える富士山や大波の向こうに見える富士山に一際声を発していた。

    私)北斎の絵が好きになった。

  • 北斎の冨嶽三十六景 富じゃなくて冨が正しいのですかね。なるほど、絵の左上に書かれた字は点がありませんからね。1番好きなのは 神奈川沖浪裏 ですね。荒れ狂う大荒波の中に小さな富士山が見えるというこの絵は世界中が認める作品となりました。

  • ほくさいさんに興味をもったので
    子供がこの前近所でほくさいさんの絵を見つけた
    こんなみじかにあったとは
    子供の目はすごい

    遠近感
    富士山の三角や他の景色の形
    躍動感
    同じ富士山でも
    見る場所や季節、時間で全く違う姿になる


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著者プロフィール

監訳*結城昌子(ゆうき・まさこ)
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、エッセイスト。1993年以降、子どものためのアート絵本の企画、制作をきっかけに子どもとアートをつなぐ活動を開始。「名画に挑戦」と銘打ったオリジナルのワークショップや講演、そのほか小中学生を対象とした各種コンクールの審査などを続けている。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞、久留島武彦文化賞受賞。代表作に、『小学館あーとぶっく』シリーズ 画家別13巻、『ひらめき美術館』全3巻、(以上小学館)、監訳『直感こども美術館 見てごらん!名画だよ』『直感こども美術館 すごいぞ!ニッポン美術』(西村書店)などがある。

「2018年 『フェルメール この一瞬の光を永遠に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

結城昌子の作品

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