- Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097278054
作品紹介・あらすじ
ある日、ねこのきょうだいがにわで小さなくもをみつけました。ママはそのくもでパンをやいてくれました。やきあがったパンをたべると、あらら、ふしぎなことが…。ゆめがあふれる韓国の絵本です。2005年ボローニャ国際絵本原画展入選。
感想・レビュー・書評
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2005年ボローニャ国際絵本原画展入選作品。
私が読んだ、ペク・ヒナの作品の中では(「お月さんのシャーベット」、「あめだま」)、最も古いであろう作品で、ストーリー展開がシンプルなのが気にはなるが、初見で恐く感じつつも、次第に味があるものへと変わっていく、個性的な人形たちの存在感は同様だと思いました。
また、それとは別に、動きのついたアクションシーンの撮影が多かったのが印象的で、アングルも拘りを感じ、臨場感溢れるシーンの連続には、お子さんも喜ばれるのではないかと思いました。
それから、何気に格好いいかも、お父さん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
独特の半立体技法を使った絵本。
ちょっと特徴があって楽しめる。
飛び出してくるように見えるので、ファンタジーな冒険にワクワクする。
ある日ねこのきょうだいが、木にひっかかった雲を見つけて持って帰り、ママがその雲でパンを焼いてくれる。
焼き上がったパンを食べると、ふしぎなことに
ふわりと浮き上がり…
いっしょに冒険気分を感じることができ、嬉しくなる絵本。 -
ペクヒナさんが生み出す幸せ。
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「くもパンをたべると、ママもわたしもおとうとも
ふわりとうかびあがりました」
ある雨の日、雲でこねてつくったふわふわパンを食べると、不思議なことが起こります。温かな展開に心も軽くなり、ふわりとした気持ちになります。雨の中で、空を見上げながら雲を見るのが、楽しくなりますね。(4分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ふわふわくもパン #ペクヒナ #キムヒャンス #星あきラ #キムヨンジュン #小学館 -
シンプルでいて夢のある「雨の日に木に引っかかっていた雲を持って帰ったらお母さんがパンにしてくれた」「食べるとふわふわ体が浮くパン」「朝ごはんを食べずに出ていった父親を心配してふわふわ浮きながらパンを届ける」設定。日常の一コマが夢で輝いているようで素敵。
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表紙の色が地味なので手に取られにくいように感じます。でもとってもとっても面白いです。
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読了
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どんなにして創っているのかなぁ。写真も大変そうですが、物語の発想がいい。絵と写真との相性がいい。長谷川義史さんの訳の絵本を何冊か見ましたがペク・ヒナさんはオススメの作家ですね。
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噂のペク・ヒナを読んでみたくて。
紙人形で撮影された写真絵本というところが面白い。
リアルを撮しているのに、絵本の絵としては虚構。
ピントとかコマ割とか、映像を見ているようなのに、絵本としては静止している。
この不思議な非現実感がファンタジックなお話と合わさって引き込まれた。
他の作品を読んでみたい。 -
くもはほかの絵本では乗り物になったり、ベッドになったり、加湿器になったり、この本ではふわふわのパンのもとになり、食べると浮遊する魔法になりました。