私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか (小学館101新書 161)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251612

作品紹介・あらすじ

目標があれば、人は何歳からでも変われる

2013年5月、私、三浦雄一郎は70歳、75歳での登頂に続き、80歳にして3回目のエベレストを目指します。しかし、この本を書き始めた2012年の11月は、心臓不整脈手術を終え、階段を10歩登るのも苦労する状態でした。2013年1月には再度、心臓不整脈手術を受けました。それでも私はエベレストを目指します。それは「エベレストが好きだ、登りたい!」という想いと、その目標に向かう自分自身の可能性に対する好奇心からです。「これをやりたい!」という目標があれば、人は変わることができます。実際、初めてエベレスト登頂を決意した60代の頃は、生活習慣病で標高500mの山も登れませんでした。小学生にどんどん追い越される始末です。2度目の登頂の時も、2回の心臓不整脈手術を乗り越えての挑戦でした。目標があれば、人は何歳からでも変われる。老化を遅らせ、人生を生き生きと過ごすことができる。本書はそのことを知っていただく、いわば皆さんを「焚きつける」本です。習い事を始めるなど、まずは身近な目標を立ててみてはいかがでしょうか。「自分にとってのエベレストは何なのか」。本書が、それを考えていただくヒントになれば喜びです。

【編集担当からのおすすめ情報】
三浦さんは70歳、75歳でエベレストに登りましたが、決して超人ではありません。むしろ、生活習慣病、心臓不整脈手術など、大きなハンディを背負い、それを乗り越えて登頂に成功しました。それは、目標を達成したいという強い意志の力でトレーニングを続け、自分を高めてきた結果です。本書では、三浦さんがこれまでの数々の冒険に際して、どう目標を設定し、それに向かってどのように努力を続けてきたのかが余すことなく綴られています。

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れた山の神様。本自体はそんなに面白いものでもないけれど80歳が命を賭けて挑戦をする姿には、否が応でも刺激を受ける。引退後、不摂生な生活を続けていたら自宅の二階に登るのでさえも息切れするようになり、改善のリハビリを続けていく内にエベレストへ、は最高だった。友人を励ます時なんか、よく使うエピソードとなった。あの三浦さんだって、自宅の二階に登る所からスタートしたのよ。

  • 年齢も環境も関係なく、自分で目標定めて挑戦する。そこに生き甲斐があるじゃないですか、と。
    自分も次の(わくわくするような)目標決めれるように。

  • 80過ぎにしてエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎の自伝的な一冊。

    心臓手術を何度もしながら、それを乗り越えて登山するのは、その冒険心や体力の強さもさることながら、底抜けの明るさと前向きさがあるのだと感じた。

  • 目標を設定してそれに向かって進むことが心身の健康を保ち、人生を豊かにする。というような話。

    目標は人それぞれでいいという。確かに70代後半の人間が80歳でエベレスト登山という目標を立て、それにワクワクしている姿は輝いて見えるが、こんな目標は誰にでも目指せるものではない。

    人それぞれ、目標は違っていい。どんな小さな目標でもいい、というのは本書で何度も書かれている。大事なのは目標をもつこと、挑戦することで、傍から見てそれが立派なものである必要はない。

    この本はエベレスト登山の出発前に書かれたもので、結果が成功であったことは皆さんご存知の通り。

  • 若々しく元気溌剌に生きるコツは夢(目標)をもつこと!。それも自分がワクワクして魅力にとりこになるような夢を。
    それさえあれば、どんな困難があっても乗り越えられる。

  • 目標を持つこと。好奇心ややりたい事を思い出し少しずつそれに従うこと。貴方のエベレストはなんですか?

  • 世界最高齢でのエベレスト登頂を前に書かれた母校の大先輩・三浦雄一郎さんの人生論。
    世界新より自己記録更新が大事、自分にとってのエベレストをみつけよう、メンタル・ドーピングなどなど、私の生き方の大先達です。

  • ポジティブ力ってすごいと、改めて思いました。

  • 目標を持つ。
    80歳でエベレスト、目標を持つのに年齢は関係ない。

    メモ:方鼻呼吸

  • 「目標を立てる!!」

    本書を読んで、すっごくそのことが伝わってきた。

    世界一や世界初を成し遂げた人の人生観に触れたくて、ほとんど知らない方だったけど読書にチャレンジしてみた。

    難しい表現はなくって、誰でもできるような生き方。
    人によっては、「えっ?そんな程度?」と思うかもしれないけど、僕は「やっぱりですか!」という感じだった。だからこの本を読めてよかった!

    最近、「人生の真理」というとカッコつけすぎだけど、生きるうえで大事なことって「シンプル」なんじゃないかと考える。
    冒頭の「目標を立てる」もそうで、やっぱり目標を持っているときって毎日が張り合いがある。
    三浦さんはその目標も「何のため」っていう視点でも書かれていたけど、「何のためっていうのも大事だな~」と感心した。

    改めて「目標立てよう」と思ったし、僕も三浦さんのうように80過ぎでも元気で山とかを歩きまわれる人になりたい!だって自分の体で自由に動き回れるって楽しそう!

    自分で体験することが一番感動すると思う。大自然を感じて感動したり、人と共同して何かを成し遂げたり。
    一回の人生で、どう感動を植え付けるのか。坐して受け身の人生では何も生まれないと思う。三浦さんのように「目標を立てて」自分で動いていくぞ!と思った。

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著者プロフィール

プロスキーヤー・冒険家

「2019年 『三浦雄一郎 挑戦は人間だけに許されたもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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