コロナとバカ (小学館新書 ひ 1-7)

  • 小学館
3.13
  • (5)
  • (20)
  • (47)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 327
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253906

作品紹介・あらすじ

ウイルスより、よっぽどヤバいぞニッポン人

<本書に登場する残念な人たち>
●国民に外出自粛をお願いしておいて、自分の妻には言えない前総理大臣
●スイーツやコミック好きをアピールして「かわいいオジサン」ぶる現総理大臣
●政権批判ブームが終わったとたん、すっかり黙りこんでしまった芸能人
●総理大臣が辞めるとなった途端、ご祝儀で支持率をアップさせる日本人
●世襲なのに「自分の手柄」と勘違いしている政治家
●コロナでも営業しているパチンコ店を実名公表して宣伝してしまった府知事
●パフォーマンスばかりで実際は何にもやってない都知事
●交通事故で人を死なせておいて、「車の誤作動だった」と言い張る老人
●手間と時間をかけて「GoToイート錬金術」で小銭を稼ぐ貧乏人
●SNSで人を叩くくせに、面と向かっては何も言えないネット民
●大谷翔平や藤井聡太を見て、「自分の子も」と考える親
●小学生の「あだ名」を禁止して、イジメを止めたと思ってる教育委員会

まだまだ出てくるバカばかり。 ああ、こんなニッポンに誰がした!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • テレビではよくみているけれど、著作を読むのは初めて。
    テレビでの自分の印象とは少し違っていて意外だった。もっとぶっ飛んで場当たり的な人間の様なイメージがあったけれど、そんな感じではなくて、全て計算の上・よく考えた上、という感じを受けた。まぁ映画作ったり、小説書いて成功しているんだから当たり前といえば当たり前か。

    今年出版されたばかりの本ということで、コロナに絡めた話・最近亡くなってしまった方や不祥事に関する話で、とても読みやすかった。なるほどーと思うことも。

    ●印象的だった言葉
    ・(死ぬまでにピアノをめちゃくちゃ上手くなりたい、ということに対して)無理かもしれないことは自分が一番よくわかってるんだけど、それでもやるのが大事なんだよね。「他人からの評価」じゃなく、自分が決めたところに向かっていく。そう考えることができれば、どんな小さなことでも、それだけで「生きていく理由」になるんじゃないか。
    どんなに小さなことだって構わない。そうやって「自分の中でコツコツ積み重ねていくこと」ーーもしかしたら、それがこんな時代を悲観せず、生き抜くヒントになるんじゃないだろうか。
    ・四六時中世間と繋がっていられるはずのツールができたのに、社会を見渡せば孤独死や自殺者であふれている。スマホじゃ孤独は解消できない。こんなものに依存するより、電源を切ってリアルな世界とちゃんと向き合った方がよっぽど建設的。

  • 斜に構えながらも、まともなことも言っており、読みやすさから一気読み。
    「『他人からの評価』じゃなく、自分が決めたところに向かっていく。そう考えることができれば、どんな小さなことでも、それだけで『生きていく理由』になるんじゃない」
    「そもそも芸人なんてのは、品行方正に生きられないヤツが選ぶ仕事だ」と、ステータスや権威を求めたがる最近の芸人に。
    世襲政治家が跋扈する現状に、政治家の「資格試験」をやるべきだと、論断する。
    コロナ禍での清涼剤かのような、ビートたけしの毒舌満載で世相を斬る放言録。
    スカッとしたい方は、ご賞味あれ(笑)。

  • 新しい側面から新しい考え方を知ることができたので面白かった

  • 図書館で借りて読んだ。
    読んでてスカッとする〜

    途中、コロナ関係ない話になってたけど
    楽しく読めました

  • ビートたけしの与太話を書籍化したもの(笑)。
    しかもテレビよりも激し目の内容が面白い。

    「コロナ」と言う名を冠しているが、直接的にコロナを扱ったのははしがきと第1章くらいで、後は主に芸能ニュースのたけし評。
    ふざけたことを言っているようで、的を射ているというのは、さすがたけしクオリティ。

    たとえば、モリカケや桜を見る会など数々の問題を起こした安倍前首相についは、本来政権が終わってもおかしくないスキャンダルを起こしたのに、新型コロナの蔓延でそれどころではなくなったことを、国民にとっては、『「トコトン運が良かった安倍政権」という不幸』と喝破。

    トランプも管総理も小池都知事もこの調子でブッタ切り!
    彼らに対する批判はその通りなのだが、その理由がたけし独自で面白い。

    このような政治ネタが出てくるのは最初の方だけで、あとは専ら芸能ニュースネタのオンパレード。

    個人的にはもう少し政治や経済のネタでいじって欲しかった。

  • たけしらしい世の中を切る本。コロナ時期に発生した芸能、政治など。いつもながらおもろいが文字数少なくすぐよめた。

  • コロナ禍の日本の現状をたけしさんの目線で。リモート出演したときの心情なども共感できる。コロナ対策については後手後手になりがちだし、対策はきっちきちにやる割に、緩める時は一気に緩める。…で、広がったらまた対策をするという何がしたいのか分からないような対策にも苦言を呈しているし、コロナ禍で亡くなった人のことも書いている。一番のショックはやはり志村けんさんの訃報だったようで、その後の有名な俳優さんたちの自死に関しても思うところを書いている。共感する部分の多い内容で面白かった。

  • ビートたけしの毒だらけ吐き出した本。
    ビートたけしらしくて?よかった。
    たしかにーと思えて笑えた。

    ただ昔の良さを知らない私には昔の話をされてもちんぷんかんぷんでした。

  • 薄い…。ひたすらに。

  • コロナでお笑いは不要不急だったかもしれないけど、
    人生にとっては必要なものである。
    人生の味、彩り。

    読んでからだいぶたっちゃって引用できないから、ただの感想。

    あ、お笑い芸人がこんなこと言ってるよ、って目くじら立てないで聞いて欲しい、って書いてたな。世の中、キーッて躍起になりやすい人が多いからな。

    ご本人は、コロナにかからないようにリモートの出演にきり変えてだいぶ気を使ってたみたい。周りが気を使うから、それにこたえる形で。

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ビートたけしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×