コロナ脳: 日本人はデマに殺される (小学館新書 こ 3-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253951

作品紹介・あらすじ

これがテレビでカットされたコロナの真実だ

テレビでは連日、専門家と称する者たちが登場し、「コロナは怖い、コロナは怖い」と煽っている。

メディアに洗脳された人々は、「自由」の尊さを忘れ、自ら緊急事態宣言を求めるまでになってしまった。

そして、政治家は経済を止め、失業者、自殺者が急増。日本は没落へと進んでいるーー。

新型コロナ発生から1年たち、その正体も少しずつ見えてきた。新型コロナが「インフルエンザより怖くない」ことを示すデータも出てきている。それなのになぜ、政府は経済を止め、自由を制限し、人々を苦しめるのか。さらに、多くの人がそれを歓迎するのはなぜなのか。

漫画家の小林よしのり氏と、ウイルス学者の宮沢孝幸・京大准教授が、「コロナ全体主義」の世にNOを突きつけ、新型コロナの嘘を暴く!



【編集担当からのおすすめ情報】
この本は、小林よしのりさんと作家の泉美木蘭さんがパーソナリティーをつとめるトークイベント「オドレら正気か? 新春LIVE」をきっかけに生まれたものです。

宮沢孝幸さんも参加したこのLIVEでは、300人の聴衆を前に、テレビや新聞では報道されない「コロナの真実」が科学的データを元に議論されました。

新型コロナが出てから1年がたち、「インフルエンザより怖くない」ことがわかってきた。それなのに、なぜ、経済を止めてニッポン没落に突き進むのか? コロナを正しく認識し、経済を回していくべきではないか!

コロナ全体主義ともいうべき「空気」が充満するなか、テレビや新聞では知ることのできない真実が、説得力を持って語られました。観客からは、次々に質問が飛び、皆が正しい情報や議論を渇望していることがよくわかりました。

そのLIVEの熱気に触れ、急遽、小林さんと宮沢さんに対談してもらったものがこの本です。是非、ご一読ください!


<著者プロフィール>

小林よしのり[こばやし・よしのり] 1953年福岡県生まれ。漫画家。『東大一直線』でデビュー。『おぼっちゃまくん』でギャグ漫画に旋風を巻き起こす。92年スタートの「ゴーマニズム宣言」は新しい社会派漫画、思想漫画として話題に。近著に、『コロナ論』など。

宮沢孝幸[みやざわ・たかゆき] 1964年東京都生まれ。兵庫県西宮市出身。東京大学農学部獣医畜産医学科、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程獣医学専攻修了。獣医学博士。現在、京都大学ウイルス・再生医科学研究所 ウイルス共進化分野准教授。

感想・レビュー・書評

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  • 少し古い内容になってしまいましたが、納得の内容になっています。
    細菌とウィルスの違い。改めて確認できてよかったです。

    1.細胞とウィルスの違い
    細菌は自身で増殖できる。
    ウィルスは細胞と一緒でなければ増殖できない。(生体と一緒でなければ減少していく。)
     放置しておいても減少します。過度な消毒はどこまで意味があるの? 何千万もかけて抗ウィルス加工してますよね? つり革舐めるなら別だけど。というようなことです。

    2.政府からの情報しか流通を認めないのは中国共産党と同じ(位置No.375)。
     そうだ、そうだ。

    3.口の中や鼻の奥や肺の内側って、体の外側なんですよ(位置No.915)。
     ウィルスは血液中に簡単には入ってこない。入ってくるなら検査はPCRではなくて血液検査でできるよね? なのに、ワクチンは筋肉注射。そうではなくて守るべきは外側(=粘膜側)だろう、と言っています。

  • 新型コロナが生まれて2年以上経つ中で、なぜ日本だけが感染者や死亡者の割にこんなに厳しい対応を取るのか疑問だったが、ある程度クリアになった。本書曰く、諸悪の根源は視聴率を取るためにセンセーショナルなデータを国民に伝えて洗脳し続けたマスコミ。次点で専門家を自称する人間といったところか。たしかにインフルエンザ等の他の病気と比べた相対的なコロナのリスクは語られることがないだけに本当の怖さが分からず、マスコミの煽りを真に受けた国民が多かったのだろうと思う。データから正しくリスクを見積もれる人間になりたいと思った。

  • 毎日目にする新型コロナ対する
    TVの煽り具合に嫌気がさしてきた。
    「緊急事態宣言を早く!」ってせかす
    報道しておきながら、でたらでたで
    対応に困っている飲食店とか経済困窮者を
    報道したり…道で飲んでる人たちを
    撮影してみたり。

    真実をしらないからコロナが
    怖いんだと思ったのと
    辛坊二郎さんのラジオにでていた
    宮沢さんが気になっていたので
    こちらの本を購入。

    勉強になった。
    誤解を招くかもしれないけど
    警戒心や恐怖心が緩んだ。

    TV、マスコミの情報だけを鵜呑みにして
    真実を知ろうとしない私も悪いと思ったし
    マスコミは印象操作というか、新型コロナを
    わざと怖く、悪く思わせるように
    報道していると思った。
    垂れ流しの情報を鵜呑みにせず
    自分から知るという行動をとることは
    この世の中ますます大事だ!と思った。

    マイナス1は、みんながこの本を
    読んでしまうと警戒心が薄れ過ぎるかも
    っていう点。

  • ごもっとも。
    おっしゃるとおり。
    この2年間、私と主人がずっと話し合ってきたまんまの内容だった。
    読みやすく、笑いながらさらっと読めた。
    目新しいことはなかったが、精神安定剤になる。

  • 小林よしのりも、宮沢孝幸も、人柄としては好きになれないのだが、この本は真っ当な本だと思う。

    日頃この人達の過激とも言える言動を知っていると、読む気になれないかもしれない。
    本来、どんなことでも的確な行動をとったり、正しく物事を判断するためには、さまざまな意見を知ることが大切だと思う。
    国だとか専門家だとかがいうから、と思って何も考えずにコロナを怖がっていたとしたら、この本は一読の価値はある。

    コロナウィルスに対して、日本では過剰な対策がとられているのかも?と疑問を持つことができる内容。
    根拠がしっかりしているので、納得できる話が多かった。

    陽性者は感染者ではないというデータの読み取りの罠
    日本人はコロナに対して欧米よりも罹患しにくい
    細菌とウイルスは増殖の仕方が違うこと

    今行われている感染対策を全面的に否定しているわけではない。
    あくまでもマスコミの報道姿勢や、世論に負けて海外の対策を安易に真似する日本の対策のあり方を批判した内容。

  • 読みやすさ★★★★★
    学べる★★★★★
    紹介したい★★★★★
    一気読み★★★★★
    読み返したい★★★★

    周囲の一般庶民のコロナ洗脳を解く第一手となる本として、今のところこれがベスト。
    下手に論文引用せず、グラフは厚労省などの公のものがちょろっとあるのみ。でも、説得力は十分。つまりはその程度のことなのだが、何故みんなわからないのか不思議すぎる世の中。

    東大初の飛び級で博士号を取得したウイルス学者なんて、これ以上このコロナ茶番の解説に適した人がいるだろうか。冷静かつ合理的にツッコんで行く対話形式は、読みやすく理解しやすい上に面白い。本を普段読まない人でもすらすら読めそう。

    私は仕事柄いろんな医者と話す機会があるのだが、本当に賢い先生って、わからないことはわからないってちゃんと言いますね。宮沢さんの受け答えから、そのことにふと思い当たった。

    DSやロスチャイルドやビル・ゲイツなどに全く触れていないため陰謀めいておらず、メディアや専門家、医師会、政府の批判にとどまっているという点でも、本作は人に紹介しやすい。

    最近、情報収集が動画やブログなどネット中心になっていたが、上手くまとめられた良書はやはりネットよりもインプットに長けていると感じた一冊。

  • 宮沢孝幸さんは、2022年6月4日「オドレら正気か?関西LIVE」というイベントに出演した際に、イベントの共演者らに罵声を浴びせるなど反社会的な言動をしました。
    宮沢孝幸さんのこのような言動は、これがはじめてではありません。何度も繰り返しています。
    驚きました。このように平気で他人を傷つける人は信用できません。

  • 新型コロナ発生から1年後の対談。日本におけるコロナ感染・死亡はインフルエンザ以下であることが明確になってきたのに、テレビはコロナは怖いと煽り、政治家は経済を止めた。失業者・自殺者は急増しているのに、異論を許さない空気に覆われた日本。

    多くは、信じて行動するというより周りの空気に合わせてるだけなのだと思うけど、結果的に日本中になってしまうところがヤバいと思いました。

  • そうですか…というところもありますが、自由の制限を軽率にしすぎではないか、考えについて異論を許さない姿勢に問題はないのか、については耳を傾ける意味がある問いだと個人的には思います。
    前提が違うものをつまんで比べて良いのかな?ラボでやっていることを一般人の行動推奨の参考にして良いのかな?などと思うところは当然ありました。
    また、証明できるところとできないところがあるわけで、そこを無視して言い切りをするのは少しフェアじゃないのでは、と感じました。人を相手にしているので、話を聞ける人聞けない人、理解できる人できない人がそれこそ千差万別であることは、人を扱う身の自分としてはもうちょい考慮に入れても良いのでは、と感じました。
    筆者たちが医師会、メディアがアレと感じられたのは、個人的に気持ちはわかります。
    意図を考えながら読まなきゃなので、読み終わってどっと疲れましたが、同意するわけではないにしても思ってたよりどうしてそういう考えになったのか理解できないことはないって感じでした。

  • 2022年現在では少し古い情報だが、当時このような発信は少なかったと思うので、その観点から読み進めてみた。
    納得するところも多かったが、個人的な結論としては、どっちが良い悪い、というよりも、「中庸」を探していくことが大事なんだと再認識できた。

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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