- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098401499
作品紹介・あらすじ
幼児期にしかできない心とことばの育て方
ことばの力をつけるために、何をすればいいのでしょう?
たくさんのことばや漢字を覚えさせればいいのでしょうか。確かにことばの知識は大事な要素かもしれませんが、それだけでは意味がありません。
本当のことばの力とは、日々の生活の中できちんと物事を理解し、考え、自分のことばで表現する力のことなのです。
幼児期の子どもに最も大切なのは、周囲の大人が手と心をかけることです。
「手をかける」「心をかける」とは、決して過保護にすることでも、親が無理をすることでもありません。子どもと一緒の時間を楽しみ、大切にすることです。
そして、ことばの力をつけるには、絵本の読み聞かせが何よりも重要です。
読み聞かせによって培われる親子の絆が、子どものことばと心を育みます。
麻布学園の国語科教師で一児の父でもある著者が、ことばの力をつけるために家庭でできることを一冊の本にまとめました。
幼児期にやるべきことだけでなく、安心して小学校生活に入れるよう、入学後の国語力のつけ方、辞書の使い方、自由研究などについても紹介しています。
巻末には223冊のおすすめのブックリスト付きです。
感想・レビュー・書評
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巻末の読書リストが、参考になりました。何冊かピックアップして読んでみたいと思いました。
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子に読み聞かせしようと思った。
紹介されてた小学館のことばのえじてん、良さそう。
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図書館で借り。
来春Fの小学校入学を控えているので。
読書習慣云々や読み聞かせなんかも大事なんだけど、要は
・親と子がちゃんと対話をすること。
・きもちいい言葉をたくさん使うこと。
・家庭の教育力を高めること
が大事なのかな。入学以降も心掛けたいことがたくさん。
自分の育児を振り返るいい機会にもなった。肯定的な楽しい会話をたくさんしたい。
・本書では、さまざまなことば育ての方法をご紹介していますが、それらのすべてに基本としてあるのは、ほめることだと思っています。(p18)
・「なぜ」「何」と何でも聞きたがる時期には、あえて即答せず、親の方から「なぜだろうね」「何だろうね」と、問い返してみましょう。何かに疑問を感じた時には、すぐに聞くのではなく、まずは一度考えさせましょう。(p18)
・子どもが何か話したいという顔をしていたら、じっくり聞いてみましょう。なかなか言葉が出てこない時には、「いろんなことを感じたんだね」「何から話していいか迷うよね」「これはどうだった?」という程度に促してもかまいません。もちろん何も出てこない場合もありますが、少しでも頑張って話せたのなら、たくさんほめてあげてください。(p21)
・良かれと思っていたことが間違っていた、短所だと思っていたことが、実はその子の長所であったりするのです。間違っても仕方がないと、ありのままの子どもと自分を潔く受け入れて、あとは信じる姿勢を貫きましょう。(p54)
・成功や失敗の経験は子供を成長させるものですが、もう一つ同じぐらい大切なことが友達と遊ぶことです。それも「親の目を気にせず自由に」です。(p98)
・何気ない散歩中の会話が大事なんだって(p115)
・国語辞典は買っときたいなー
・ブックガイドも参考にしたい。 -
私の子供はまだ1歳ですが、「ことばの力をつける」に興味が湧き、読んでみました。
なんとなく理解していましたが
日々の生活の中できちんとものごとを理解し、考え、自分の言葉で表現する力(言語力)が、子どもの成長の源であることがわかりやすく書かれていました。
親って常に子どものことを気にかけていますし、幸せになって欲しいと願っていますよね!
習い事(外注)をたくさんさせるのではなく、絵本の読み聞かせなど、親子のコミュニケーションが、子どもに取って至福のひと時であることも書かれていました。
子どもにとっての幸せをきちんと理解し、もっとより良いコミュニケーションをとれるようにしていきたいです。
子どもが少し大きくなったらまた読みます!
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2016.1
どんどん言葉が増える息子。幼稚園に行くようになって、私や家族が使わない言葉もいつの間にか覚えて使えるようになっている。言葉で彼の世界が広がっているのを毎日実感する。どう考えても今までも今現在も彼が一番言葉を交わしている相手は私。私との言葉のやり取りが考え方や性格や行動に大きくもろに影響する。当たり前のことだけど改めてガツンと気づかされた。うぅ、反省。日々の子育ては迷いやつまずき、自己嫌悪も多いけれど、それでも心を込めてきちんと言葉で丁寧にコミュニケーションをとるよう心がけよう。怖いことだし責任も大きいけれど、それがむしろそれだけが私が彼にできることなのかもしれないなあ。自然の力や絵本の力を借りながら、日々をおもしろがりながら、言葉を通して考える力、生きる力を一緒に育んでいこう。 -
習い事で子育て外注してないで、絵本の読み聞かせや、親子でお散歩をして「鳥の鳴き声がするね」「ひこうき雲だ、見える?」なんて対話してる時間のほうが、子供の情緒やことばを使って考え表現する力を身に付けるには貴重ですよ。とのこと。激しく同意です。
我が家の保育園の送り迎えは徒歩、早ければ15分、途中途中足止めくらうと30分以上という日も多々。
正直面倒ーー早く帰りたいーと思うときもあるけれど、いましかない貴重な時間、親子の会話を楽しもう。と思ったのでした。 -
118ページから読めば良い
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麻布中学、高校の国語教師である中島克治氏の本。主に小学校入学前の子供との付き合い方を、本との関わりをテーマとして語る。巻末には初めての絵本〜小学校低学年向けの本223冊をジャンルごとに紹介したブックリストが収められており、御三家の国語の先生が考え抜いて挙げた本なのだから外れは少ないだろうし、重宝しそう。
内容は特段真新しいことはなく、基本的に子供の意思を尊重することや色々な経験をさせてやることの大切さを説いており、まぁそうだよなという感じ。以下、少し気になったところ。
p.38 子供は何かを感じただけでは、(語彙が少なく)適切な言葉で表現することはできないので、大人が子供の気持ちを推し量り、言葉として表してあげることが必要。また、時間の流れや何かを比較することを意識させることで、自分の経験やものごとの変化を整理してとらえられるようになる:朝、昼、晩や、昨日、今日など、つぼみが花になったり、空の色が変わったりということを意識させると、感受性をみがくきっかけになる。その中で何か光る言葉や表現が子供の口から出てきたら、大げさにでも褒めると良い。
→日々の会話や外出先で心がけようと思った。
p.94 3歳から6歳ごろまでの幼児期は、喜んでお手伝いをしてくれるプレミアムタイムと言ってもよい。もう少し大きくなるといやがるようにもなるので、就学前がいろいろなお手伝いをさせるチャンス。
→簡単な配膳だけでなく、野菜を切ったりすることも手伝ってもらおう。
p.118 定期的に同じ場所へ出かけてみよう。植物園や自然公園、海辺や里山、河川敷など、自然の移り変わりで景色が変わるところには1〜2ヶ月ごとに通いたい。
→植物園は無いが、自然公園はあるので連れていこうと思う。「ここ小さい頃いつも行ってたなぁ」という思い出のためにも良いだろうし。
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夫婦揃って本を余り読まないので、何としても子供には読書好きになってもらいたと思って読みました。
それにはまずは親が変わらなければいけない事、本を読んでる姿を先ずはしょっちゅう見せる事。子供の前では極力スマホをいじらないようにしよとか、そんな事を思わせてくれる本でした。 -
子供との日常会話により注意して会話をしたいと思える一冊
親の価値観を押しつけず、子供を尊重し、考える力をを押さえ込まないような対話をしたい
習い事も結果よりプロセス重視をする
絵本は楽しく
同じ本も好きなら繰り返し読む
入学前にしたいことや
ジャンル別の絵本の紹介もあり
内容盛りだくさんです -
絵本を通じてことばの力をつけるのかな、と思ってましたが、いちばん大切なのは親子のつながり、対話ってことですね。
でも、テレビを1日30分にしたり、なるべく親は頑張って子供に付き合ってあげよう、というのは理想が高いな…
著者も書いてるけど、この本の中の自分に合うやり方だけをやってみよう。
私は、子供の「読んで」に応える、お手伝いをさせてあげる、です。 -
図書館。ブックリストがついているのでまた借りたい。習い事ばかり(外注)させるのも考えものだと考えさせられた。
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あんまり心に響かなかった。というか自分が理想通りにできないダメな親だって思っちゃいそうな気持ちになってきたから途中でやめた。
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文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他
やっぱりこどもにはきちんとした「国語力」をつけたい。そのためのヒントを求めて模索中。
今、やっている絵本の読み聞かせが、何かの役に立てばなぁ。
巻末の本のリストが欲しい。 -
最後の本リストが、年齢別になってないので、年齢別(難易度別)にしてしかった
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[墨田区図書館]
最終章の第七章におすすめブックリストがついている。表題通り基本は幼児に対しておススメしている本なので、小三となっている今となっては、と思う本もないではないが、やはりこの手の本は読むたびに身を引き締めさせられる。そして、これでもかというぐらいに、毎回知らない本が、まだまだ出てくる(笑)
「おひさまあはは」、「教室はまちがうところだ」、「がたんごとんがたんごとん」、「ねないこだれだ」、「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」、「ちいさなおうち」、「花さき山」、「ももいろのきりん」、「大きい1年生と小さな2年生」、「いやいやえん」、「小学館 ことばのえじてん」など。 -
娘はまだ2歳と0歳。早いかなと思いつつ図書館で借りました。最近長女を叱ったり、スマホをいじらせて会話がないことが増えたので、頭では分かっていたけれど、これではいけないと反省。できないことばかりにイライラするのではなく我が子のいいところに目を向けたり、家庭での教育力(丁寧な対話)を大切にしなければ、貴重な幼児期はあっという間に終わってしまいますもんね。小学校入学前は「一緒に今を楽しむこと」に全力を注いであげようと、子育てに悩んだ時はこの言葉を思い出そうと思います。
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◆きっかけ
ブクログ 2017/3/28
◆感想
い図。p210にあった『いのちあふれる海へ』、読みたい。2017/8/17