空母いぶき (13) (ビッグコミックス)

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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098606450

作品紹介・あらすじ

近未来軍事物語、堂々の完結!!!

「いぶき」を襲うのは

孅20から投下された多数の魚雷!!

護れるのかーーー!?

一方、「広東」艦隊に

空戦をくぐり抜けたF35が突入…!!

一撃を加えられるのか!?

尖閣を巡る長く猛き戦闘の決着とは…!!




【編集担当からのおすすめ情報】
日本の近未来に起こりうる「有事」を描いた、話題の軍事スペクタクルついに完結!! 戦争を放棄した国の軍事力として、絶対に戦争は避けながら局地戦を制せねばならない、そんな矛盾した戦いを誇り高く勝ち抜いてきた男たちの迎えた結末とは!? 連載時圧倒的感動を呼んだ、ラストのカラー4ページのエピローグをカラーのまま完全収録!!

感想・レビュー・書評

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  • この漫画の映画化には心底期待していただけに、残念な作品になっていた。この映画の影響が漫画に影響しないかとても心配していたが、その心配は稀有に終わった。
    きっちり、落とし前をつけた自衛隊。カタルシスを味わえるエンディング。
    これで完結。と思いきや、空母いぶきGREAT GAMEという続編なの?という新作も同時に発売されているので、買わざるを得ない。

  • 軍事的な知識が乏しい自分ですが、入り込めた。
    日本に生きていて、自衛隊が身近にあって、なんとなく戦争はしないだろうと思っていた。
    なんかあったらアメリカごなんとかするから大丈夫だろうと。きっと多くのひとがそう思ってるのかと思う。この漫画はそんな人の心を揺さぶる。
    日本の近くには中国などがぐんぐん軍備を拡大させてる。そんな中日本はどう生き抜く?
    なんもしないのは甘えだ。
    何かを守るには犠牲にしなきゃならない時もある。もっと軍事的なことに敏感になって、もしもの時の立ち振る舞いを考えて行かなきゃな。

  • 【あらすじ】
    近未来軍事物語、堂々の完結!!!
    「いぶき」を襲うのは孅20から投下された多数の魚雷!!護れるのかーーー!?一方、「広東」艦隊に空戦をくぐり抜けたF35が突入…!!一撃を加えられるのか!?尖閣を巡る長く猛き戦闘の決着とは…!!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    現在も揺れる尖閣問題。近い将来に起こるかもしれない中国との衝突・戦闘を描いた緊張感あふれる物語、完結です!
    一番強く感じたことは、何事も「人vs.人」であるということです。「国vs.国」「組織vs.組織」「人種vs.人種」等、世の中には一括りで捉えられがちな争いごとがたくさんありますが、結局のところ、その争いの最先端に立たされているのは一人ひとりの「人」であり、それぞれに思想や事情があるということを忘れてはならないと思いました。要は、味方や相手を大きな括りで考えてしまうと、自分が何者なのか、どうありたいのかもわからなくなってしまうということです。最終巻の「国民を守らぬ軍は脆い」というセリフが、それを一番端的に表していると思いました。

  • 完結

  • 沈黙の艦隊シリーズから、空母いぶきという新しい船が旅だった。日中という微妙なテーマを取り上げての本作は、漫画ながら非常に緊迫した世論も反映している。最後は、平和のために。多くの国民へのメッセージとして、政治家、自衛隊、そして艦隊が、戦争の意味を問う。戦いを避けるのは、戦いの第一線にいるものたちだ。最後に笑うのは、戦争を止めた者だというストーリーはすごいなと。

  • 戦闘シーンはハラハラドキドキで緊迫感があった。秋津艦長、最後までカッコ良すぎ。後は政治的にどう解決してくれるかだけど、現実にはあんなにあっさり中国軍が退くわけないだろうね。

  •  ウクライナとロシアと同じ状況が尖閣諸島付近で、日本と中国の紛争が発生したら一体どうなるのか、軍事と政治と両面からみっちり描く。かわぐちかいじ先生の剛腕ぶりがいかんなく発揮されており圧倒される。

     現実ではその前に台湾がどうにかなってその際に米軍が介入するような気もするのだけど、すごかった。すっごく面白い。

     中国海軍が自衛隊を何も考えずに攻撃するのに対して、自衛隊は極力人命を損なわないように、攻撃力のみを無力化するよう気づかいながら戦い、そんな神業ぶりも描かれる。片手で戦っているようなもので、非常にバカにした態度にも思える。

     ロシアの例を見るにつけ、いったん戦争が始まったらなりふり構わず、国際的な批判などお構いなしで病院や保育園や学校を攻撃するのが現実だ。この漫画での中国もかなりジェントルなのだけど、現実はもっと恐ろしく悲惨なことが起こるだろう。

     

  • とてもいいクライマックスでした。
    13巻で完結してしまうのが、少し物悲し気持ちもありますが、とても良かったです。

  • 全13巻

  • あくまでも敵空母を撃沈せずに空母機能を消失させる戦闘終結やり方は、自衛隊らしい終わり方でした。実際は漫画のようにいかないとは思うが、尖閣諸島が緊迫しているだけに読み応えのある漫画でした。続編も読んでみたい。

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著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。本名は川口開治。明治大学で漫画研究会に在籍、在学中の1968年「ヤングコミック」掲載の「夜が明けたら」で漫画家デビュー。卒業後は本格的に劇画作品を執筆、竹中労とのコンビでは本作のほか、「博徒ブーゲンビリア」などを描く。「ハード&ルーズ」で人気を得、87年「アクター」、90年「沈黙の艦隊」、2002年「ジパング」で講談社漫画賞を3回受賞、2006年には「太陽の黙示録」で小学館漫画賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受けるなど、五十年余にわたって第一線で活躍する。他の代表作に「イーグル」「僕はビートルズ」「空母いぶき」など。

「2023年 『黒旗水滸伝 大正地獄篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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