健康で文化的な最低限度の生活 (11) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.17
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本棚登録 : 238
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098612093

作品紹介・あらすじ

食う者食われる者、入り乱れての最終局面! 「オレンジパルム」に住む受給者達を支配する石橋の暴挙はさらにエスカレート。暴行を受け、ホームレス状態である角間の「安全」を確保するため、生活保護ケースワーカー・義経えみるは住居探しに奔走するがーー累計100万部(紙+電子)突破!“生活保護”ケースワーカー奮闘劇、最新刊。住まいと貧困の関係に迫る“貧困ビジネス編”最終局面へ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 連載中の「週刊スピリッツ」でも大反響の“貧困ビジネス編”。コロナ禍によっていっそう露わになった「住まいの貧困」を真っ正面から描き続け、最新11集では食う者・食われる者それぞれの物語は終局へと向かいます。生活保護のリアルに触れる衝撃の社会派コミックを是非ご一読ください!

感想・レビュー・書評

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  • 未診断の発達障害の方や知的障害の方、診断がついていないばかりにその人の性格や嗜好のせいにされて受けられるはずの福祉を受けられていない人たちが沢山いるのだろう。巻末で紹介されているつくろいハウスに携わっている方々はじめ東京には沢山の支援団体があるのだろう。頭が下がる思いです。

  • 貧困ビジネス編は完結するのかしないのか。登場人物全てのその後が知りたいが、これで締めかもしれない。反社会勢力と向き合うケースワーカー。それも福祉の仕事の一つ。法に反する行為がなければ警察は頼れない。どのような人であろうと困っていれば支援の機会を与えねばならぬ。もう一つのテーマは住居。行政手続きには住所と連絡先が必要。ホームレスには、住まいが先か、支援が先か。大部屋の無料施設ではいじめも起きる。個室のシェルターを提供してくれるNPOがある。もしも宿なしになったなら、その存在にどんなに助けられることか。

  • 726.1||Ka77

  • 利用しうる社会資源の活用を含め 昨夜ホームレス支援の夜廻りで 本人也の危機回避 療育手帳 『闇バイト』SNSで勧誘 少人数での勉強の方が 

  • 2022/11/28
    貧困ビジネス編は歯切れ悪い幕切れになりそう。

  • 貧困ビジネス編、まだ終わり切ってはいないけど、角間さんの件は活路が見えてきた。目には見えない、知的な障害は、今までの時代には作中に出てきたように、認めることで足枷になり、認めなきゃ認めないで足枷になる。難しい。

  • 石橋編、やっと終わる…
    重かった。
    というか、終わった訳ではないのか。
    石橋だってトカゲのシッポになって切られた訳で。
    一応の決着だけで「解決」ではない。

    コロナ禍が生活に、特に経済的に与えた影響がニュースで見るよりもズカンと響いてキツかった。
    自分は幸いな方だったのだと改めて思った。

    人にとって居場所、住む所は大切なんだと知る。
    まだまだ続く。
    追いかけていきたい、
    というより、行かねばならない気がする。

  • 住まいと貧困の関係に迫る貧困ビジネス編。

    コロナ禍で緊急事態宣言に伴い、職を失う人や住居を失い、居場所のない人が急増している。
    そして、今現在も生活に困窮する人々がいる。

    ただ、どれだけ親身になって相談にのり、世話ができるか…

    今回も生活保護ケースワーカーの義経えみるは、全力で困窮している者のために奔走する。
    その人の性格をわかって一番最適な方向へと導くことが、とても大切だと感じるのだが、並大抵ではない。

  • 貧困ビジネスの最終章。いつも弱い者が、食い物になる。ハウジングファーストや障害の問題など、一般的には認知の低い問題にも切り込み、次巻が楽しみである。

  • ・95
    各連休時の対応はなんとかしてほしいもの。緊急性はあると思うのです。
    ・98
    福祉事務所は、日頃の「情報の非対称性」で油断した?
    ・99
    冷静な半田にはトップの器を感じる。そもそもが、在宅勤務は休みじゃないから、電話なり遠隔なりで対応できるでしょ。
    ・102 石橋が8年の刑は重くない?あと、黒幕は?これ、酔った石橋が義経にちょっかいを出さなかったらどうなった?

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著者プロフィール

柏木 ハルコ(かしわぎ はるこ)
1969年、千葉県生まれの漫画家。千葉県立東葛飾高等学校卒業、千葉大学園芸学部卒業。1995年『いぬ』でデビュー。
代表作に、2008年映画化された『ブラブラバンバン』、そして2018年7月からドラマ化された『健康で文化的な最低限度の生活』。

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