わたし、定時で帰ります。2 打倒! パワハラ企業編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101004624

作品紹介・あらすじ

差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新人教育も請け負うことになってしまい……。大人気シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目

    新人の甘露寺くんが、
    ぶっ飛びすぎてびっくり。

    新人で面倒を見ろと言われたら
    絶対に途方に暮れてしまう。

    他の登場人物もみんなキャラが強すぎる。

    今回はクライアントが
    超全時代的な体育会系の会社で
    一緒に仕事をしたくない…

    今時そんな会社はないと思いたいけど、
    ⚪︎ック⚪︎ーターなんかは、
    体育会系ではないけど、
    上に逆らえないとかの部分は、
    似たようなものだったのかも。

    結衣も頑張っていて
    最終的には結果オーライでしたが
    今回は多少空回り気味だったかも。

    自作も出ているようなので、
    ポチろうかな。

  • スピーディーで楽しい。
    けれども、登場人物は、ルーティンに溺れず、1週間7日、頭をフル回転させて、次に何をなすべきかを考えている。体力モンスターみたい。

  • 自称大型ルーキーの甘露寺くんがいい味出しています!
    なかなかこう上手くはいかないんじゃない?とも思うけど、テンポよく楽しく読めて元気をもらえます。

  • 結衣と晃太郎は今度こそ元鞘に収まりそうでよかった。忠臣蔵になぞらえたところはいまいちよく分からなかったが、フォースや新入社員の突飛さに笑えた。

  • 取引先の人の名前は出てくるけど、自社の人事は
    「人事の女性」「人事の男性」のまま。
    フロントで働く人にとってバックオフィスって
    やはりそんなもんか...。

  • 1作目に続き、大抵の登場人物がなかなかに酷い描写で始まるが、どの人もそれになってしまうような背景を抱えているのが憎みきれないところ。

    まるで仕事が出来ない新人から、会社クラッシャーと呼ばれていた新人まで、色々なキャラがいるが彼らの抱えているものを見てみると面白いものが見えてきたりする。

    今回のパワハラ企業に相当する受注先の会社も1人のドンにみんながどう立ち向かうかという話に最後にはなった。それ以前もなかなかにひどい過程がありはしたのだが。

    このような登場人物がいるなかで主人公の結衣と晃太朗はとても正反対でありつつもとても強い芯の持っている人達で凄いなと素直に思わせてくれる。定時で帰ることを達成しようともがくものの、マネジャー職に昇格したことで増加した業務量に圧倒され相手の企業から理不尽な目にあいつつも、自身の逆境に打ち勝つ姿に勇気づけられる。こんな会社があるのか、と目を疑いたくなるのだがあまり本筋ではないと思うので深くは考えないでおく。


    色々と書いたが、一気に読めた本で、個人的にはお気に入りの1冊になると思う。

  • うーん、いまいち。あまり頭に入ってこなかった。結衣が晃太郎が復活できたのはよかったけど、それも最後の方だったので、記憶に残ってるだけ。よくわからなかった。

  • 信じられないぐらいのパワハラと性差別的発言ばかりで、途中辛くなった。体育会系のノリって怖い。
    一作目よりも恋愛話が多くて、そっちが楽しかった。

  • 中華が食べたくなった

  • 登場人物のキャラがそれぞれ魅力的。
    来栖、石黒が特に好き。

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著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家デビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2022年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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