- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101036212
感想・レビュー・書評
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『Amy Shows』(新潮文庫)と同様、著者のエッセイなどを収録しています。
本書には、著者が選考委員を務めた『小説現代』および『文學界』新人賞の選評や、小説作品の書評などが多く含まれています。選評は、対象となっている作品じたいを読んでいないため、どれほど的確な評になっているのか判断できないのですが、選評そのものが著者のエッセイとして成立しているのは、やはり著者の作家としての手腕を感じさせられました。
著者が花村萬月の作品について高く評価しているのは、ちょっと意外な気がしました。あつかっている題材には、多少似ているところがあるものの、作風はむしろ対照的なのではないかという印象があったのですが、そうでもないのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり詠美さんはかっこいい。
旅の仕方とか…真似できないけど、らしいなーと感心。
ちょっと宇多田ヒカルさんと顔似てる気がする。
文學界新人賞の選考委員をしてはったときのは、読んだことある作品もいくつか挙げられてて、こうやって皆作家になるんだなーとしみじみ。。 -
『恋人の息子』が好き。好き…と言っては語弊があるのかな。決して楽しい内容ではないから。
最後の言葉を投げかけられた時に、私なら何と答えるだろうか。当座凌ぎの嘘は、きっと通じないだろうな…。 -
古本屋で買った
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おもしろかった。嫉妬するほどに。
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ブッククロッシングで出会った本です。
詠美さんにはまりそう・・・ -
小説への愛情がひしひしと伝わってくる。良い。
言葉に対して無神経でいてはいけないな、と。
「認められたい」ではなく「認めさせたい」と言える女はかっこいい! -
選評、厳し〜! というか、言いたい放題。
結局は選考委員の好みかどうかで決まるのかな。 -
これ、今まで読んだエイミーのエッセイのなかで、一番好きかも。というのは、いつもと違う部分があるからだ。それは、第二部である。第二部でエイミーは、いつもはあまり書かない自分の傷について書いている。大切な人を失った悲しみを、白い包帯をそっとほどくように見せてくれている。エイミーが心を砕き、やるせなくなっているのを見て(読んで、だけど)自分も心を砕き、やるせなくなる。寝る前に少しだけ、と開いて夜が終わりかけるまで読んでしまうから、そんな気分になるのかもしれないけどw ちなみに第三部は小説現代の新人賞選評が読める。すごいおもしろい。途中でちょっと飽きるけど。一番笑ったのは、冒頭に 「絶句です。」 容赦ねーww
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単行本の解説などを集めた作品となっております。