Amy shows (新潮文庫 や 34-11)

著者 :
  • 新潮社
3.12
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本棚登録 : 333
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036212

感想・レビュー・書評

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  • 『Amy Shows』(新潮文庫)と同様、著者のエッセイなどを収録しています。

    本書には、著者が選考委員を務めた『小説現代』および『文學界』新人賞の選評や、小説作品の書評などが多く含まれています。選評は、対象となっている作品じたいを読んでいないため、どれほど的確な評になっているのか判断できないのですが、選評そのものが著者のエッセイとして成立しているのは、やはり著者の作家としての手腕を感じさせられました。

    著者が花村萬月の作品について高く評価しているのは、ちょっと意外な気がしました。あつかっている題材には、多少似ているところがあるものの、作風はむしろ対照的なのではないかという印象があったのですが、そうでもないのでしょうか。

  • やっぱり詠美さんはかっこいい。
    旅の仕方とか…真似できないけど、らしいなーと感心。

    ちょっと宇多田ヒカルさんと顔似てる気がする。

    文學界新人賞の選考委員をしてはったときのは、読んだことある作品もいくつか挙げられてて、こうやって皆作家になるんだなーとしみじみ。。

  • 『恋人の息子』が好き。好き…と言っては語弊があるのかな。決して楽しい内容ではないから。
    最後の言葉を投げかけられた時に、私なら何と答えるだろうか。当座凌ぎの嘘は、きっと通じないだろうな…。

  • 古本屋で買った

  • おもしろかった。嫉妬するほどに。

  • ブッククロッシングで出会った本です。
    詠美さんにはまりそう・・・

  • 小説への愛情がひしひしと伝わってくる。良い。
    言葉に対して無神経でいてはいけないな、と。
    「認められたい」ではなく「認めさせたい」と言える女はかっこいい!

  • 選評、厳し〜! というか、言いたい放題。
    結局は選考委員の好みかどうかで決まるのかな。

  • これ、今まで読んだエイミーのエッセイのなかで、一番好きかも。というのは、いつもと違う部分があるからだ。それは、第二部である。第二部でエイミーは、いつもはあまり書かない自分の傷について書いている。大切な人を失った悲しみを、白い包帯をそっとほどくように見せてくれている。エイミーが心を砕き、やるせなくなっているのを見て(読んで、だけど)自分も心を砕き、やるせなくなる。寝る前に少しだけ、と開いて夜が終わりかけるまで読んでしまうから、そんな気分になるのかもしれないけどw ちなみに第三部は小説現代の新人賞選評が読める。すごいおもしろい。途中でちょっと飽きるけど。一番笑ったのは、冒頭に 「絶句です。」 容赦ねーww

  • 単行本の解説などを集めた作品となっております。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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