- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101040219
作品紹介・あらすじ
就職活動に挫折した22歳の光太は、カリスマホストの雫にスカウトされ、歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、客としてやってきた女性、美津子が憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、彼女を誘惑して自らの夢に近づくために利用しようとする――。野心と策略が渦を巻く、最も危険なノワール・エンタテインメント、開幕編。
感想・レビュー・書評
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就職活動に挫折した大学生・光太22歳。最後の不採用通知を受けた後、新宿でアルコールに逃げていた。そこで、歌舞伎町ホストクラブ「チュベローズ」のカリスマホスト・雫にスカウトされる。光太は、病気の母親と小学生の妹、そして自分の生活の為に、アルバイトとして、ホストを選択する。彼は、不似合いかと思われたホストに自分のポジションを得ていく。
おっと、思いの外、面白い。多少、唐突なところや、ありがちな設定、ちょい描き足りないかなー、と思うところはあるけれど、期待感がある。
知らない世界と知ってる就活が、小説の中で混じりあっていく。光太の二面性も悪くない。
しかも、AGE22は、いわば上巻で、下巻はミステリーになっていくという。
加藤シゲアキさんが、こんなん書くんですね。主人公のイメージがどーしても作者さんになってしまうのは困りもの。-
おびのりさん
加藤シゲアキさん、新作出したんですね。
オルタネートしか読んだことないですが、面白かったので、新しいの出たら読みたいと思って...おびのりさん
加藤シゲアキさん、新作出したんですね。
オルタネートしか読んだことないですが、面白かったので、新しいの出たら読みたいと思っていましたが、星3が残念です。
下巻とあわせて読むといいんですかね…2022/07/09 -
Manideさん こんにちは。
コメントありがとうございました♪
これは、セットでお読みください。
22だけでも、女性の自殺で終焉となるの...Manideさん こんにちは。
コメントありがとうございました♪
これは、セットでお読みください。
22だけでも、女性の自殺で終焉となるので、小説としては、独立しているのですが。
32になって、それまでの登場人物が絡んできて面白くなります。
ストーリーは良いと思います。凝っていますよ。ミステリーなのでネタバレはよくないですが、ちょっと大胆な設定がトリックに使われていて。。。若い方なら、面白く読めると思います!文庫化されたので是非。
2022/07/11 -
おびのりさん
返信ありがとうございます。
そうなんですね、セットで読んでみます!!
読みたい本ばかり溜まっておりますが… ^_^おびのりさん
返信ありがとうございます。
そうなんですね、セットで読んでみます!!
読みたい本ばかり溜まっておりますが… ^_^2022/07/11
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加藤シゲアキさんの初読。
今回AGE22で続編がAGE32
両方まとめて購入したので、こちらは簡潔にメモ。
就職活動に失敗して、ホストで働く話、
物語のスピード感があって、読みやすい!!
想像以上に色んな展開が起きて、最終これどうなっちゃうの!?という気持ちで続編へ。
(今まで本屋さんで他の作品何度も目にしていたけどジャニーズでしょ〜!?って避けててすみません。。いや、ジャニーズが嫌いとかじゃないけど、、、笑)期待値以上でした、続編ワクワク♪
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ラストの一撃が頭から離れなくて、間髪入れずにAGE32を開いてしまう。
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予期しない展開で幕を下ろしたこの巻。続編を急いで読まなければ!!!
キャラクター以外に描写が緻密で生々しい。独特の加藤ワールドは癖になる。 -
サクサク読み終えてしまった。
テンポ良い。
ドラマ感ありますね~。情景が浮かびます。
光太、恵、雫、芽々、美津子…
それぞれの思い、思惑、選択が、良い方向とも悪い方向とも…、うーん、絶妙に作用して進んでいってしまう。
このやるせなさが、逆に良い。ドラマだ。
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❇︎
読み進めるごとに予想していた内容と徐々に
かけ離れていって、良い意味で大きく裏切られ
楽しませてもらいました。
次はどんな風に想像を裏切ってくれるのか、
age 33のページを捲るのが楽しみです。
読んでいて主人公の行動や思考のカケラに
頷ける部分があって、文字から想像がわいて
人の体温を感じた気がしました。
ーーーーー
就職活動の全てが不採用に終わって、
存在を全否定された無力感を味わう光太。
体を壊して働けない母と歳の離れた妹、
家族の生活費を稼ぐためにホストとして
働き始める。
最終面接で落とされた会社の面接官がある日
客として店に現れて、惰性に濁りかけていた
光太の人生の針が動き始める。
主人公の揺れる不安定さに人間味を感じます。
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NEWS・加藤シゲアキくんの著書『チュベローズで待ってる』上下巻の「上巻」。
主人公が就職に失敗したことで大学留年を決め、ヤケになっている所をホストにスカウトされる。
結果ホストで働きながら、就職活動をする姿を描く。
ホストを生業とする人には、いろんな事情がある。
この主人公は家族のためにホストになるけれど、そのおかげで自身の成長と闇を垣間見る。
なかなか展開が壮絶です。
でも、リズム良く書かれているので読みやすい。
「普段あまり本読まないな〜」という方でも、読みやすいかもしれません。
さすがジャニーズ作家さん。
(決して甘く見てないし、侮ってはいけません!
良くも悪くも、多少の色眼鏡や贔屓目はありますが…。)
この巻は主人公が22〜23歳の時代を描いていますが、下巻はその10年後のようです。
思いっきり波に揉まれ、激動の1年を送った主人公。
10年でどのような姿になっているのか、チュベローズで何を待ってるのか楽しみ。 -
普通に面白かった。
これからどういう風に進んでいくのか、続きが気になる終わり方だった。
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加藤シゲアキさんの本を、いつか読んでみたいと思い続編と一緒に購入。You Tubeで面白いとブックチューバーの方が勧めていたので、読んでみた。
文体も癖がなく、読みやすい感じで、スーっと読めた。
ホストという仕事をきっかけに、関わって、変わっていく自分と人々。人間の温かい部分と冷徹な部分が混ざり合っているような感じを受けた。人が何かを得るときには、その影で犠牲になっているものもたくさんあるのだなと思った。主人公が、このあとどうなっていくのか、続編も読みたいと思う。
著者プロフィール
加藤シゲアキの作品





