地上に星座をつくる (新潮文庫 い 146-1)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101045511

作品紹介・あらすじ

エベレスト山頂を眺めながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた――。旅を続けるのは自分の身体で世界を知りたいから。ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、繫げた、かけがえのない7年の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 石川直樹『地上に星座をつくる』新潮文庫。

    石川直樹の作品を読むのは『極北へ』に次ぎ、2作目。

    世界を旅する写真家による7年間の旅の軌跡をエッセイと写真で綴った作品のようだ。

    格好良いタイトルの『地上に星座をつくる』については何も描かれず、最後まで明確なテーマは見い出せないままに、日常と非日常との往復を書き連ねたドラマ無き雑文のような物を読み終えた。ストレートに言えば面白くないのだ。


    マタギの里として知られる山形県小国五味沢集落でのウサギ狩りに同行し、ヒマラヤでエベレストの山頂を眺め、K2に挑みながら敗退し、インド、バングラデシュへの旅、知床、宮古島、アラスカと旅をした日常がダラダラと綴られるだけだった。


    文章の端々からは世界を旅する自身に酔いしれ、世界を股にかける俺ってスゴイだろう的なエゴイズムが滲み出しているかのようだった。

    本体価格800円
    ★★

  • 現実なのに夢のような本。
    こんな生き方もあるんだなぁ。

    一つの話が短いので待ち時間や、喫茶店で読むのにちょうど良かった。
    いろんな場所で読んだ本。

  • 山に登りたくなる本

  • かなりのロマンチスト! 写真付きでじっくり読みたい話が多いので、一つひとつを深掘りした本が出てれば読みたい。これだとかなり細切れな日記という印象。

  • 薫りたつ旅の匂い。

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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