日本少国民文庫世界名作選 1 (新潮文庫 や 1-11)

制作 : 山本 有三 
  • 新潮社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101060125

感想・レビュー・書評

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  • 編集者、山本有三さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    山本 有三(やまもと ゆうぞう、1887年〈明治20年〉7月27日 - 1974年〈昭和49年〉1月11日)は、大正から昭和にかけて活躍した日本の小説家、劇作家、政治家。本名:山本 勇造(やまもと ゆうぞう)。日本芸術院会員。

    人道的な社会劇作家として名を成し、『嬰児殺し』『坂崎出羽守』『同志の人々』などを発表。その後、小説に転じて『波』『女の一生』『真実一路』『路傍の石』などを書き、理想主義の立場から人生の意味を平明な文体で問いかけた作風で広く読まれた。

    第二次世界大戦後は貴族院勅選議員。のち参議院議員として新仮名遣い制定など国語国字問題に尽力した。

    ---引用終了


    で、本作品集の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    皇后・美智子様も戦時中に疎開先で愛読されていた本書は、昭和十一年という文学的良心を発揮できた戦前最後の時代に、作家・山本有三のもとで企画・編集された。子供に大きな世界があることを伝えたいという熱意から、ケストナーなどの名作物語の他、あのアインシュタイン博士が日本の子供に宛てた手紙まで幅広く作品を収録。その良質な文章たちは、現代日本でもますます光り輝く。

    ---引用終了


    この作品集の中には、ケストナーの『点子ちゃんとアントン』が収められています。

    『点子ちゃんとアントン』をウィキペディアで見ると、次のように書かれています。

    ---引用開始

    『点子ちゃんとアントン』(てんこちゃんとアントン、原題:Pünktchen und Anton)は、1931年に発表されたエーリッヒ・ケストナーによるドイツの児童文学、およびそれを原作とする映画作品。

    ---引用終了

  • この本が復刻された時の事が忘れられない。当時皇后だった美智子様が2002年に国際児童図書評議会の開会祝辞で、ご自分の体験をもとに本書の名を挙げられたのだ。即座に復刻された本書が書店に平積みされ、多くの人が手に取る事となった。
    私は小学生時代に図書室で、ボロボロの表紙だったこの本を見た記憶がある。でも内容は覚えていなかった。
    読んでみて衝撃的だったのはラドヤード•キップリングの「リッキ•ティキ•タヴィ物語」。そうか、ここで読んでいたのか!
    ハインラインの「夏への扉」に出てくるヒロインのリッキーが、"リッキ•ティキ•タヴィ"という不思議な愛称で呼ばれる理由は、たぶん、ここにあるのだろう。知らんけど(笑)「夏への扉」は1957年の作品なので、その頃のハインラインの読者にはキップリングの本はリテラシーのうちだったんだろうなぁ。「ジャングル•ブック」はディズニーでアニメ化•CG実写化されてるけど、そのワンエピソードでマングースが主人公の「リッキ•ティキ•タヴィ物語」は、今では誰も知らないんじゃない?
    …いずれにせよ、私にとって"温故知新"な体験をさせてくれた本でした。それと、復刻して欲しい本って、他にも沢山あるんだよなぁ。この本のような"スムーズな復刻"って読書好きには夢ですよね、マジで。

    • 青格子さん
       皇室の方に、好きと言っていただくしかない?
       私は、『家族ロビンソン』という講談社の本を復刻してほしい。『スイスのロビンソン』は持っている...
       皇室の方に、好きと言っていただくしかない?
       私は、『家族ロビンソン』という講談社の本を復刻してほしい。『スイスのロビンソン』は持っているのだが、日本で余計な話を付け足した講談社版の方が好きだった。
      2023/02/11
    • 白いヤギと黒いヤギさん
      南洋一郎のルパンシリーズ(ポプラ社)みたいに
      南洋一郎のルパンシリーズ(ポプラ社)みたいに
      2023/02/11
  • どの物語も楽しく読めた。児童文学だけど、大人が読んでも味わい深いものだと思った。寝る前に少しずつ読み進めていくのが日々の楽しみになった。

  • ケストナーの点子ちゃんとアントンはGOOD!

  • ケストナーの『点子ちゃんとアントン』が入ってた。
    それだけで読む価値ある気がする。

    発行された時代が時代だから教訓的なものも多いよ。
    あと山本くん、この本読んだ子供にはいい人っぽく見えるけど、久米正雄と松岡譲あたりの関係を鑑みると悪者っぽい。

    この本読んだら漱石関係の本は読むな。無理か。

  • ケストナーの「点子ちゃんとアントン」を高橋健二訳で読みたくて購入しましたが、そのほかの収録作品もとてもよかったです。 トルストイ、ロマン・ロランやら世界の偉人の 自伝や書簡などを多数収録。 また読んでみたい作家が増えました。

  • ・3/12 海外の文学が殆どだけど、なかなか探し出して読む機会のありそうもない作品が一度にまとめて読める本だから、結構得した気分だ.それなりにいろいろ考えさせられる物語が多い.
    ・3/17 なかなか忙しくてこれを書く暇がなかった.もうすでに一番最後の物語「お点とアントン」を半分ほど読み終えてるけど、これもなかなか考え深い.
    ・3/17 読み終えた.なるほどと思った.子供に読ませたいけど年齢的にはいつ頃がいいんだろう.小学校中高学年だろうな.何かしらの人生のかてになるかもしれないな.

  • きれいな日本語

  • この折り目正しく懐かしい感じがたまりません。

  • 8歳のころ読んだけどまた読んでみたくなったのでUP

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