酒みずく・語る事なし (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134604

感想・レビュー・書評

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  • 山本の大衆文学に対する意見がうかがえる。浦安での苦労した時代を遺した「青べか日記」には負けず嫌いの鬼気迫るものを感じる。13.9.29

  • 再読了。

    気が付くと、ひと月近く周五郎先生を読み耽っていました。
    うむ・・。
    このままではキリがなさそうなので、数少ない(本書を含め二冊)周五郎先生のエッセイを読み、無理矢理キリをつけようと・・。

    世に曲軒、へそ曲がりと謂われていますが、こうして随筆や講演録を読んでみれば、とてもシャイで誠実なお人柄がうかがえます。
    直木賞をはじめ各賞の「辞退の弁」も、周五郎先生作品を読んでいる者には、とても素直に、気持ちに入ってきます。

    さて・・、今年最後になるであろう一冊は何にしませうか・・。

  • 2012.6.8(土)¥105。
    2012.8.5(日)。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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