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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101147130
感想・レビュー・書評
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生きるヒントは読んだことある気がするのだけど、五木寛之さんの長編を読んだのは初めてでした。
読み始めて割とすぐ、これは何かに連載されていたものだなと気づきました。章立てが等間隔で、起承転結と言うか起伏も割と等間隔でやってくる小説だから。読売とかの新聞小説だろうなと予想していました。
そしたら、「婦人画報」に連載されていた小説なのですね。あんなきれいな雑誌に、こんなしっかりした読みごたえある小説が連載されていたというのも意外です。この小説はまさに大河ロマンというようなスケールを感じたのですが、いかがでしょうか。
ちょうど最近新婚の男友だちから、新妻は年下でかわいいのだけど、知的好奇心とかが物足りないという相談を受けました。その時に思い浮かんだのが染乃さん。もともとは地方都市の人気芸者だったけど、世界を巻き込んだ大きな荒波にのまれる中で、すっかり知的で国際的な女性になったという。
男友だちには、この小説を勧めてみようかと思っています。無垢なだけだった女の子が、知的な大人な淑女になっていく様子を感じてほしいから。もちろん、戦争の荒波にもまれるという経験はなかなかできることではないし、しない方がいいに決まっているけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛を貫いた女の波乱万丈な人生。様々な困難に遭いながらもお互いを思い合う2人に心を打たれました。五木作品を初めて読みましたが、一気に虜になりました。もっと五木作品が読みたい!
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