- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101162249
感想・レビュー・書評
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家というものが人を支配していた時代の話
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北海道の雑貨店の娘、志津代が主人公の物語。明治末期から大正時代の風習、人々の考え方が表立って興味深い。2023.12.10
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現在の沿岸バス沿線が舞台になっているお話。昔は結婚と跡継ぎはセットだったのかと考えさせられました。
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人は罪を犯してしまういきものであり、それをどう許し受け入れるか
この時代の生活や価値観が丁寧に描かれている。
若干の人物像の描写にしつこさも感じるが、人の業とういものがリアルに感じられるさすがの小説だった。 -
名作
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6月10日 読了
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天売・焼尻島を眼前に望む苫幌村で商店を営む順平、ふじ乃の一人娘として生まれた志津代。幼なじみの文治に思いを寄せる志津代の幸せな生活も、天性の美貌を持つふじ乃が行商人と一夜の過ちを冒し、息子の新太郎を身篭ったことから狂い始め、それを苦にした順平は急死してしまう…。自らの祖父母をモデルに、明治・大正を生きた家族の肖像を描く、波瀾万丈の人間ドラマ。