- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101164731
感想・レビュー・書評
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目から鱗の生き物のお話が盛り沢山
あめんぼが水上で浮くことができる理由
ムカデとヤスデの違い
ネコがわがままな理由も大いに納得させられた。
小さなトリビアがたくさん有るので飽きずに読めました。 -
読みやすくて挿絵も多くてサクサク読み進む。ソロモンの指輪の訳者の著書。
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「飼ってもフンが見つからないドジョウのえさは?オタマジャクシを脅かすと皆一斉に逃げるのはなぜ?雌雄同体のカタツムリはなぜ交尾する?アブラムシ、ボウフラ、ムカデ…みんなみんな生き物たちの動きは不思議に満ちてます。さて、イヌは飼い主に忠実なのにネコがわがままなのは、一体なぜでしょう?動物行動学の第一人者が、ユーモアたっぷりに解き明かす自然の知恵のいろいろ。」
目次
第1部 四季の『いきもの博物誌』(春の『いきもの博物誌』(蜂とゼンマイの春;春を告げるウグイス ほか)
夏の『いきもの博物誌』(カエルの合唱はのどかなものか?;ヘビは自然の偉大なる発明 ほか)
秋の『いきもの博物誌』(意外に獰猛なテントウムシ;毎晩、冬眠するコウモリたち ほか)
冬の『いきもの博物誌』(タヌキの交通事故;イタチも謎の多い動物 ほか))
第2部 「いきもの」もしょせんは人間じゃないの!?(「すねる」;「きどる」;「確かめる」;「目覚める」;「落ちこむ」 ほか)
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930(昭和5)年、東京生れ。東京大学理学部動物学科卒業。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学学長、総合地球環境学研究所所長などを経て、京都精華大学客員教授。京都市青少年科学センター所長。2001(平成13)年『春の数えかた』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞 -
一話一話短いし、文調もかたっくるしくないし、すいすい読め…なかった。
初っ端から「は?ゼンマイハバチ?」「は?ギフチョウ?」「チビシデムシ?」「え?ボウフラってどんな姿してたっけ?」の連続で、本を片手にひたすらスマホで検索しながら読み進めていくほかなかった。
おかげで画像検索で恐ろしい姿に出会ってしまったり、詳細な説明をなぞって中々本命に戻れなかったり…
小学生も読んでいたから、するする読めると思っていたのに…
まだまだ勉強することが多いらしい。 -
作者の動物への愛情がひしひしと感じられます。
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動物行動学者のいろいろな生物がとる行動の興味深い話。イヌとネコの違いなどユーモアに溢れた話題を提供してくれる。2014.7.30
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いろんな生き物の生態が分かりやすく、また興味が出るように書いてある。雑学的な好奇心をくすぐるかな?
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ネコをみていると、その自分勝手ぶりがうらやましてくてたまらなくなる。それなりにネコの社会も苦労があるのだろうけれど、基本的には単独行動だし、好きな時に暖かいところで日向ぼっこができる。いいなぁ~。
本書のタイトルには『ネコはどうして・・・』とあるので、ネコの話がたくさんあるのかと思いきや、ネコのことを専門に語ったところはひとつかふたつくらい。そういう意味ではタイトルに物足りなさを感じるし、間違って買ってしまう人もいるだろう。この点で☆は一つ減らすかなぁと思った。
では、本書は何が書かれているかというと、動物行動学に基づく軽い動物のエッセイ。著者は滋賀大学の学長を務めたこともある、日本の動物行動学の第一人者である日高敏隆氏。日高氏の動物への眼差し、どうしてだろうという素朴なところからはじまる好奇心、そしてそれを追求する探究心、そういったところがおもしろい一冊。
内容はとても軽く、もともと雑誌に連載されていたエッセイなので、一つ一つの話も短いので、ちょっとした息抜きに携帯しておくと良い感じの本です。
『東京ノラ猫&家猫カフェ』内での紹介
http://www.neko-punch.biz/nekoworks/liter_bk1.html