- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101171159
感想・レビュー・書評
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「蟹甲癬」「こぶ天才」「急流」「顔面崩壊」「問題外科」「関節話法」「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」「ポルノ惑星のサルモネラ人間」
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筒井康隆ファンの中でも人気のある「間接話法」が入ってます。必読!
私ハードカバーと文庫、両方持ってます。宝!!
ちなみにハードカバーのほうの装丁は横尾忠則なのだ。 -
初めて読んだ「文庫本」。「急流」という短編に、小説というものに対する考えをひっくり返されました。これほどの衝撃はこの話以来味わっていません。
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関節話法が一番好きです。「衛生」とついている通り、宇宙の奇天烈な病原体から生き物、生態系までが勢ぞろいしています、が面白い。あぁ、しかしどれ読んでても食欲なくすなぁ…。
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ぐ、グロイ・・・。読んだ直後は食欲が失せました。でも、面白い。
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キモめの話満載。すごく面白い。想像力がかき立てられます。でも駄目な人は駄目かも。
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誰がなんと云おうとも「関節話法」が好きだ。
いままで読んだ(筒井以外も含めて)短篇のなかで一番好きかも。 -
「地球で後ろ暗いもの、人前ですることはおろか絵や字で描いただけでも時には警察につれていかれ社会から白い眼で見られるこの性交ってやつがだね。ここでは人間のいちばん美しい姿だというので、芸術になってくり広げられているということにおれは感激して泣いちまったんだよ。考えてみればこういう芸術があるってことは、ごく当たり前のことじゃねえのかい。こういう芸術のない社会のほうがちょっとおかしいのじゃないのかね。いいや、おれはバレエを見ながらこう思った。この美しさのわからん奴はもはや人間じゃねえ。もしこのバレエを見ていやらしいなどという地球人がいたとしたら、もうそいつは愛も芸術も、何も分からんやつだ。しかし実際は地球の人間のほとんどがそんなやつばかりなんだ。おれはそう思ってよけい涙が出た。今までおれが白い眼で見られてきた悔しさと、そんな地球人どものなさけなさと、こんなバレエに巡り会えた嬉しさと感激が一緒くたになって、それでわあわあ泣いちまったんだと思うよ」収録作『ポルノ惑星のサルモネラ人間』より。
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「関節話法」でかなり笑った。
小説を読んで笑ったのは今の所コレだけ。
ただ、全体的に嫌悪感を催す人もいるかも知れない・・・。