ここだけの女の話 (新潮文庫 た 14-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101175010

感想・レビュー・書評

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  • ほのぼのした文体なのに、書かれてあることはしたたかである。そして切ない。独身女性がお金持ちになる話など、ドキドキした。

  • 田辺さんの言葉遣いは好きだ。それに素朴で飾らないストーリーとオチも好きだ。ただ本書ではそれが十分に発揮されていなかったように思う。彼女の小説に込み入ったストーリーは必要ない。デリケートな小説が持ち味の彼女なら、と思う。

  • 長編も良いけれど、田辺さんは短編の名手であるなとおもう。
    表紙が良いなあ。かわいいなあ。

  • なるほど

  • シーソー夫婦

  • 130510-

  • この人は人間のしたたかさを描くのがうまいな

  • 男と女の作品が多いですが
    中には女の子の作品があります。
    いたいけな子どものちょっとほろ苦い感じの物語。
    その背景には複雑な環境もあるので
    よりいっそう彼女が引き立つのです。

    他には海外が舞台の作品が
    とても魅力的でありました。
    「金箔の町」が大人の香りがあふれて好きです。

  • 恋愛についての短編小説

  • 作品によっては大阪弁が気になることもあるけれど、これはゼンゼン気にならず。

    うまいなあ。恋愛の時の、ありふれて、だけどその時にしかない感じ。

    西加奈子さんの解説もよいです。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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