北都物語 (新潮文庫)

著者 : 渡辺淳一

• 新潮社 (1980年4月29日発売)

感想・レビュー・書評

[flounder532002さんの感想 · 2013年5月13日]

読み易く軽く一挙に読み終えた。日常からの脱却を描かれ、打算的でない淡白な人間関係が北海道らしい。12.5.12

[花代さんの感想 · 2008年12月1日]

"札チョン"と呼ばれる札幌の単身赴任生活の中年男と女子大生の不倫のお話。

主人公の絵梨子がとっても魅力的で、
自分が男性でもきっと恋に落ちてしまうだろうな。。。と[m:49]

短いお話なので、ちょっと物足りなさもありましたが
その後の二人の行方が気になります。

絵梨子は彼のために東京まで会いに行くのかしら。。。

著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」