本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101201122
感想・レビュー・書評
-
幼い息子を亡くした主人公の物語は、津島佑子の不幸な実体験が投影されていると読むのが、普通だろう。なぜあなたは死んだのか?という問いは次第に、なぜあなたは生まれてきたのか?という問いに反転していく。
「あなたと出会うためのわたしの生だったのだから。このわたしを母親とする以外に、この世に姿を現すことのできなかったあなたなのだから。」
この文章を、記憶しておきたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛する息子の喪失。欠落した人生。その再生に働くしなやかで強靭な物語る力。
全2件中 1 - 2件を表示