- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101210421
感想・レビュー・書評
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再読。柳生友景、柳生新陰流の剣客にして帝の陰陽師。女装もイケる超美形。祟徳上皇の密使で魑魅魍魎(悪いやつら)は大体友達。ちょっと友景は最強すぎるんじゃ ないかって気もするけど、荒山先生がいつも通り滅茶苦茶なのであまり気にならない。というか荒山先生のは読むと( ゚д゚)てなるの必定なので素直に楽しんだもん勝 ち。日本征服を企む朝鮮の恨の強さに祟徳上皇がドン引きして改心する出だしから凄い。その後もいろんなことやらかしてるくせに最後は良い話にもってく力業。い いぞ、もっとやれ。
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「恨流」、「柳生逆風の太刀」、「第十一番花信風」、「八岐大蛇の大逆襲」、「妖説・韓柳剣」、「杏花の誓い、柳花の契り」の6編の連作伝奇小説。「恨流」は「太閤呪殺人」の続編になっている。「仮面の忍者赤影」を彷彿とさせるような、妖術や怪物が出てくる。男装の女剣士としてオスカル、アンドレが出てきたのには苦笑。
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荒山徹著「柳生陰陽剣」を読みました。
柳生石舟斎の甥にして、陰陽道にも長けた新陰流の達人、柳生友景が日本征服をたくらむ朝鮮妖術師との海峡を越えた死闘を演じる歴史伝奇大活劇であります。
主人公の友景は、柳生十兵衛のような新陰流の達人であり、そしてまた、安倍清明のような陰陽道の達人でもあるという、まさに私好みのスーパーヒーローです。
その友景が朝鮮の妖術師や剣の達人、はたまた化け物たちを次から次へと倒していく展開はとても痛快でした。
次の展開が楽しみで、どんどん読み進めたくなる気持ちとまだまだ終わってほしくない気持ちを味わいながら読めるというは、読書の醍醐味だと思います。
また、日本と朝鮮の深い歴史のつながりも考えさせられました。
ぜひ、友景の次の活躍を描いた作品を待ちたいと思います。 -
保有状況:譲渡&購入日:40179&購入金額:660
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山田風太郎的な作風。
朝鮮半島の歴史をしっかり調べた上で、ネタに走ってるのが特長。オスカル、アンドレやモスラといった名詞が出てきます。 -
とにかく、朝鮮の歴史を知らないと苦労します(苦笑)
ですがストーリーはネオ時代劇のようで、とても楽しめました。
オスカルとアンドレが出たことだし... -
「十兵衛両断」に収録されている「太閤呪殺陣」の続編にあたる作品。主人公は、新陰流の達人で、優れた霊的能力を持つ柳生友景。彼が、日本と朝鮮を舞台に、日本征服をたくらむ征東行中書省との間で展開される霊的闘争を描いています。しかし三万六千の魔物との交接は必要だったのでしょうか?
2009.1.22読了