BRAIN VALLEY 上巻 (新潮文庫 せ 9-1)

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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101214313

感想・レビュー・書評

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  • 多分面白いんです(^_^;)頑張って下巻に突入します。
    この作家さん、悪く言えばくどい!
    前回読んだパラサイトイブもそうでしたが、凄く面白い話しなのに、細かく描き過ぎで読むのに忍耐力が要ります。例えば研究施設の建物の描写が必要以上に細かくてダレてしまったり、生化学の説明(主人公のセリフ)が論文を読んでいるように専門的過ぎて、ただただ長くて結局理解出来なかったりします。上巻では200ベージを越える中盤辺りで漸く本題に少し入る感じです。漸くストーリーが展開しだしたと思ったら、また主人公の学会発表(笑)が始まってしまいます。
    このストーリーを知念実希人が描いたらベストセラーになっただろうなぁ、、と作者に大変失礼な事を言いながら、下巻に入ります。
    面白いんです!この小説。でも読むのが、、、(^_^;)

  • 読了。

  • 脳のメカニズムの話で相当ページを使っているので、
    その辺は興味ない人は読み飛ばしてもいいと思う。
    そのあたりを三行でまとめると、
    ・UFO等不思議現象は脳内で見る幻覚である。
    ・幻覚には良い夢と悪い夢がある
    ・それらの幻覚は分子のレベルで説明できる。

    神と人についての考えが興味深かった。
    この話では、神は『概念』である。

    ヒトは神という超越的シンボルを以って、
    思想を共有し、自己を形成した。
    神という『概念』によって「個」が確立し、
    「全」のうねりとなり、その影響は「個」に還元する。
    神という概念は『創発』のトリガーでもある。
    そして、共有された神が個であるヒトの脳に与える影響が『奇跡』である。
    人は進化するために神を創り、神は人を必要とした。

    物語のクライマックスにて神が降臨します。

  • おっとこれはカミさんの本棚から紛れ込んできた本だ。
    どこの家庭でもこの傾向はあると思うが、全くジャンルがオーバーラップしない。本代のかさむ事、かさむ事。(書評でなくごめんなさい)

  • 非常に科学的で、難しく読みづらい。が、内容はとても興味深く、この手の話題に興味のある人はハマるかと。
    文系の人にはあまりお薦めできない。

著者プロフィール

1968年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。
小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』『デカルトの密室』などがある。
他の著書に『大空の夢と大地の旅』、『パンデミックとたたかう』(押谷仁との共著)、『インフルエンザ21世紀』(鈴木康夫監修)など多数ある。

「2010年 『未来への周遊券』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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