日銀券 下巻

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101217277

感想・レビュー・書評

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  • これは面白い!
    一言で言えば『恋愛経済小説』

    「現実の日本経済はこの小説を追いかけている」というテーマがぴったりの小説。

    日銀のゼロ金利政策→量的緩和政策→解除までの日銀政策決定委員会のメンバーの人間模様を描いた作品です。

    経済と言う難しいテーマを短資会社のベテランと新人とのやり取りから解説してあるので解説色が強くなくて読みやすいです。

    他にも、過去の追憶などを織り交ぜてあるので、どんどん先が気になって仕方がなくなる作品。上下巻とも一気に読み切れてしまうような小説で、是非この小説を読んで欲しいです。

    日本経済は本当にこの小説のような結末を迎えるのであろうか。

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著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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