ブルボンの封印〈上〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.68
  • (19)
  • (19)
  • (38)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 181
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101236162

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 20100809
    描写が(文体が、ではなく)どこか少女漫画的。あれだけ内面が描かれていながらどの登場人物も何だか遠くにいる(強いて言うなら物語前半のマリエールは純朴でわかりやすいけど、後半に向かうにつれてよく理解できない全能少女のようになってしまった)。物語絵巻としては面白いです。

  • 必読書。

  • 知人が貸してくれた一冊。
    一行目から入り込めて、久しぶりに次が気になって止まらない!

  • 小学校時の社会の先生を嫌うあまり、社会科そのものを食わず嫌いになり早やン十年。それでもなんとか世界史で大学受験できたのは、ひとえにベルばらのおかげであるよ。アントワネットの夫はルイ16世、この話はその祖父である太陽王ルイ14世にまつわる物語。合ってる? 王侯貴族も百合の紋章も好物だけど、出生の秘密や錬金術、媚薬・毒薬は更なり。悪臭を放つ白髪まじりのエギディオに純潔を捧げてまで毒の作り方を知ろうとするマノンの執念が凄まじい。その原動力がアムールとは信じられませんが。

  • あぁ、もう愛すべきお馬鹿さん。
    初めて読んだときはルイが可哀そうで可哀そうで、読み返すのも不憫で、好きなところ以外は読まずに、それこそタイトル通り「封印」。
    去年くらいからまた改めて読んではいるけど、それでも今回もラストが可哀そうすぎて、途中で読むのをやめようかとおもったんだけど、でも、このラストが最善だったんだな、と。
    ルイにとっても、これはこれで幸せだったんだと思う。

    私にとってのルイ14世は、白いタイツにハイヒールに黒いもじゃもじゃ頭の太陽王ではなく、さらさらの金髪にセルリアンブルーの瞳のルイ。
    あ~いとおしい。でも、ダメっこ・・・。
    でも、ルイが悪いんじゃないの。周りが悪いの。
    どうして、もっときちんと育ててくれなかったのよ・・・。

    そして、大好きな話だけど、だけども!藤本さんの書くヒロインはどうにもこうにもヒロインっぽすぎて好きになれない。
    かわいくていい子ちゃん過ぎる。
    もうちょっとマリエールに魅力があったらなぁ・・・。
    あとは、ジェームズがかっこよすぎてずるい。
    けど、私は絶対にルイ派。
    ルイとアドリアンとフランソワで親政をしてほしかったのになぁ・・・。

    はぁ、面白かった。

  • 1998年8月7日読了。

  • ルイ14世双子&鉄仮面伝説の藤本ひとみ流解釈。
    めちゃくちゃおもしろい。何度読み返したか解らない。
    衝撃のラストがやるせないけど、私的にはハッピーエンドかな…
    それにしてもそれぞれの思惑をラストに綺麗にまとめちゃうところがやっぱりすごいなぁ…

  • 17世紀フランス、イギリスを舞台に繰り広げられる歴史ロマン。
    フランス、イギリス両王家と政治家、各々の陰謀が絡んでくるので、なかなか興味深い。
    人間関係が複雑なので、世界史の資料集や、王家の家系図があると、より一層楽しめると思います。
    上巻を読み終わった後、下巻も一気に読みたくなってしまう本なので、徹夜には要注意です(笑)

    夜中に読んでいて、あまりに男性陣が素敵過ぎるので「きゃーん」と黄色い声をあげたら親に怒られた作品(関係ない)
    貴公子、貴公子、貴公子、貴公子、なんつったって貴公子。
    みんな背がすらーっと高くて、肩幅があって、イケメン。
    もちろんお金持ちで、教養があって愉快。
    下巻でも引き続き繰り広げられるであろうラブロマンスにも注目です。

  •  ルイ14世統治時のフランスを舞台にした波乱万丈の物語。いやあ、藤本ひとみは面白いねぇ。欠点をあげれば色々あるんだろうけど、勢いっていうかパワーがある。
     しかし、まぁはっきり言って「鉄仮面」の話なんだけど、ディカプリオの「仮面の男」はミスキャストだよな。っていうのを、読みながらずっと思ってた(爆)

  • フランスの鉄仮面伝説。
    劇を見てるみたいな話だった。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤本 ひとみ(ふじもと ひとみ)
1951年、長野県生まれの作家。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。
国家公務員として厚生省に勤務し、その後は地方公務員に。兼業で少年・少女漫画の原作を手がけて、1984年集英社第4回コバルト・ノベル大賞を受賞。1992年に西洋史、犯罪を主題とした小説を描き始める。『侯爵サド』『ジャンヌダルク暗殺』で第19回および第23回吉川英治文学新人賞の最終候補。
ほかの代表作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』など多数。

藤本ひとみの作品

ブルボンの封印〈上〉 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする