- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274317
作品紹介・あらすじ
この犬と生きていこう。そう決めた日のことを覚えている。元気な吠え声、かしこそうな瞳、純真なたましい。子どものようにはしゃいだかと思えば、時には親のように見守ってくれた。天に召されてからもずっと、あの子が心を離れることはない-。19人の作家がつづる、愛犬との出会い、日々の喜び、避けられない別れのとき。やさしく切ない思いが胸を締め付ける、犬をめぐるエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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連休中に読み終えてよかった、通勤電車では読めません
著名作家19人の犬との物語。今の時代なら虐待では?と思う話も正直ありましたが、半世紀以上前の時代と割り切りました。
【家族の一員】【出会いの不思議】【別れのとき】の3部構成。遠藤周作氏はユーモアたっぷりで笑い、原田マハ氏と馳星周氏には号泣。
あらためて思う、犬ほど忖度する動物はいないんではないかしら? 膝に乗っているウチのワンコを抱きしめ、話し掛けながらの読了になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私もいつか、犬といっしょにくらしてみたいなあ。でも、その覚悟たるや、なかなかわたしには出来ない。本の中で、飼い主といっしょに暮らさせてもらい、体験させてもらっている。
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色んな作家さんが書いているので、共感できるところもできないところもありました。
うちの犬は間違いなくアルファ・シンドロームです。
お別れのときは定期的に読みたい。読んだら必ず愛犬に会いたくなります。できることはやりきったって思うぐらい大切にしないといけない。 -
犬を飼っていた身としては、分かるわかる!と思うことが多かった。原田マハの話は、犬種も似ていて、涙が止まらなかった。「おかえり」の一言がこんなに響くとは。家族なのだからおかえり、というのは自然でふさわしいのかもしれない。
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角野栄子と鷺沢萠がよかった。島尾敏雄が悲しかった。
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作家たちの愛犬に関するエッセイ。
出会いについて、親ばからしいエピソード、そして別れの悲しさ。二度と飼わないとならない愛犬家たち。 -
最近飼い犬を亡くしたこともあって思わず手に取った。小川洋子の作品になごみ、原田マハに泣いた。
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ペットロスを扱った短編も多く、電車で読むときは涙に注意。犬から癒しをもらう、ほほえましい話のほうが好きだなあ。
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19人の作家による 犬にまつわるエッセイ集。
それぞれの方の犬に対する愛情がたっぷり伝わり
笑いあり、涙ありの良書でした。