成功は一日で捨て去れ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101284521

作品紹介・あらすじ

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」新たな信念のもと、フリース、スキニージーンズ、ヒートテック、ブラトップなど数々のヒット商品を生み出し、グローバルな挑戦を続けるユニクロ。しかしその背後には大企業病の阻止、後継者の育成、海外展開、社内構造改革等への弛まぬ努力の連続があった。世界一を目指す組織はいかにして作られたのか-経営トップが明かす変革の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 柳井さんのユニクロ経営記とも言える本で、
    以前出た「一勝九敗」の続編にあたる本。
    「一勝九敗」以降で、急成長を続けたユニクロ(正確には、ファーストリテイリング)がどう成長していったのか、
    柳井さんが会社をどう経営していったのかの記録です。

    ※一勝九敗
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101284512#comment

    個人的には、「一勝九敗」ほどのインパクトはなかったかなという印象ですが、
    それは自分がゼロイチビジネスの方が興味・関心が強いからかもしれません。

    しかしながら、ユニクロの成長記録を読んで感じるのは、
    柳井さんの強い変革意識。
    まさにタイトルの通りなのですが、成功してもその成功で満足することなく、
    常に上を目指して、変革を進めていく姿勢や
    考えたことを頭の中で終わらせるのではなく、
    実行・実行とゴリゴリ進めていく姿。
    ここに柳井さんの凄さが現れているように思いました。
    中々ここまで徹底的に自分の経営哲学を実行できる人はいないと思いますが、
    自分も「経営者になるためのノート」を片手に目指していきたいと感じさせられた本でした。

    ※経営者になるためのノート
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4569826954#comment

    こちらの本も、「経営者になるためのノート」とセットで読むと、
    立体的に柳井流の経営哲学を吸収できるのではないかと思います。

  • 何回か読み返したい本。日本人が本当にグローバル企業を作れるか?という挑戦の途中経過を垣間見できます。

  • 世界一の実現 現場、現物、現実
    成長しなければ死んだも同然
    最速のスピードで誰よりも先に駆け抜ける 最適解 そのスピードで目の前の先行企業を追い抜けますか? 犬は人間の7倍で成長する 完全な物ができるまで待っていたら、何もできない 正常な危機感 悩むのではなく考えて実行するべき 世の中の変化と市場は暴力的 供給過剰の市場 フリース ヒートテック 商売人
    マーチャンダイジングmerchandising消費者の欲求に適合するような商品を、適正な数量・価格で、適切な時期・場所に供給する企業活動。商品化計画。
    R&D 【Research and Development】
    企業の研究・開発業務および部門。「R」は“Research”(研究)を、「D」は“Development”(開発)をそれぞれ意味している。メーカーなどの研究所や製品開発部などがこれにあたる。
    ZARAバルセロナ 実質をイメージとともに伝える あらゆる者が、強みによって報酬を手にする 現状維持は愚の骨頂 きかん‐てん【旗艦店】《flagship shopの訳》各地に出した同系列の店の中で、そのブランドを代表して中心的な存在となる店。
    吉田松陰 松下村塾 志は人間が生き、事を成すうえで不可欠 政治と行政の無策と停滞 貰うことばかり考えて稼ぐ事を忘れた日本人
    FR=ファーストリテイリング
    カジュアル衣料品の「ユニクロ」を中心として、衣料・靴等の小売店舗を展開する企業群を傘下に有する。社名は英語で「素早く(提供する)」を意味する "Fast" と 「小売業」を意味する "Retailing" を組み合わせた造語で、ファストフード的に素早く商品を提供できる小売業(=ファストファッション)を目指して名付けられたものである。企業理念は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」。

  • 柳井さんのことをしれて良かった!
    改めてリーダーの発信力が大切だと感じた。

  • 柳井さんの「全員経営」「アンチ現状維持」の意思が強く感じられます。ファーストリテイリングの経営に関してこれほど飛躍的な成長を遂げているにも関わらず、無数の課題が述べられています。むしろ、常に課題形成と解消を徹底し続けたからこそ飛躍的な成長が持続しているとも言えます。
    唯一、解決の目処が立っていない後継者問題にも近々答えを出してくれることを期待します。

  • ファーストリテイリングが非常に高い目標を達成するため、柳井さんは社員に対して求めるレベルが高いのが分かる。現状に満足せず、向上心を持って仕事してほしいという思いを告げていると思うし、柳井さん自身もそう自分に言い聞かし経営していると思う。まさに、成功は一日で捨て去れ、と。
    自分の仕事や人生が上手くいっているときに、本書を読むと、自分や組織の成長の足を止めていることを認識し、危機感を持ち、変革と挑戦の大切さを改めて教えてくれるはずだ。

  • 『ぼくがこの本で伝えたかったものは「現状維持は愚の骨頂」であり、安定志向こそが会社を滅ぼす、まさにタイトル通り「成功は一日で捨て去れ」ということである。』(文庫版あとがき)

    「1勝9敗」の続編として書かれたファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏の著書
    「成長」「試行錯誤」「努力」により、ユニクロを世界に通用する企業に成長させるようとする著者の姿勢が伺える内容でした
    また、役員や幹部に対しても、命令だけではなく行動の伴う「プレイングマネージャー」的な姿勢を求めるなど、ユニクロの強さがわかる内容となっている。

  • 自叙伝であるので自画自賛が含まれていなくもない。

    しかし氏の理念とビジョンは明確である。今の日本の経営者で、これだけ明確なビジョンをもっている人はどれほどいるだろうかと思う。

    一方で、氏のビジョンを実践するには、動く側にも相当の意識と働きが求められる。ユニクロにまつわるさまざまな評はこういうところからもきているのだろう。もっとも、これくらいやらなければグローバル競争を勝ち抜くことなど到底できないだろうが。

    本書を読んでどう感じるかは人それぞれだろうが、少なくとも自分はまだまだやらねばダメだなと感じた。

  • 「自分が置かれている状況を客観的に見てどうか冷静に判断し、次にどんな手を打つべきかを考えて実行しなさい、悩むのではなく考えて実行するべきだ」
    プロトタイピングもこのコンテクストだな。

    柳井さんが語るSpaの強みは、デザインシンキングと相性がとても良さそうだな。

    2010年段階だダイバーシティと言っていて素晴らしいな。今や、どの企業がBLMに関するステートメントを出したかファクトチェックされる時代。単純に見栄えの問題ではなく、経営上利点があることを柳井さんはしっかり認識してる。

    「売れないなぁ…」ではなく、どうしたら売れるのかを考える。常にソリューション思考、エグゼキューション思考であるべし。

    商売人が流行を作り出す事はない、重要なのはお客様の心理状態に合わせて商品を作る、と言っている。プロダクトアウトも実は潜在意識の実現に他ならない、ということだろうか。

    お客様に驚きを与えることが重要、と言っている。

    世界中から、新しい出店候補地の情報はどうやって集めているのだろうか。

  • 「チャンスというのは既存の業界内にはない。同じ狭い市場の中での奪い合いではいたちごっこ」
    市場のパイの奪い合いによる拡大ではなく、市場創造によるパイの拡大を目指すべきことを説いている

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