高知・龍馬 殺人街道 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101285207

感想・レビュー・書評

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  • 2022/09/21 120読了

  • 2chをモデルにした会員制掲示板を悪用し、連続殺人及び誘拐事件が繰り広げられる。
    犯人は「現代の坂本龍馬」と名乗り、龍馬ゆかりの地を辿りながら大胆不敵な犯行に及ぶ。
    ストーリーの着想やトリックの構成は面白いのですが、トラベルミステリーというほどの土地描写はあまり感じられません。
    犯行にも、やや無理があるんじゃないかと思われる箇所がありました。

    あとは話がサクサク進みすぎですね。もう少し前半に登場する人物(大会社社長の元愛人とかその娘達)にも伏線を張らせて、事件を巡る人間関係を複雑にしたら、ミステリーとしてもっと楽しめたかも。

  • 山村美紗の作品で、京都もの以外は情念が不足しているように思うことがあります。
    西村京太郎の、地方ものは、その地方への思いが描写として不十分だと感じました。
    #山村美紗の京都ものと比較しての話です。

    龍馬に対する記述は詳しいので、「高知」の描写も、もう少し色があると嬉しいかなと思いました。
    形状は思い浮かぶのですが、色が思い浮かびませんでした。

    話は途方も無く、結末も残念ですが、読物としては楽しめました。

  • 平成19.2.1 ¥438
    <私は、現代の坂本龍馬である。必ず、日本を洗濯する>。宣言書が雑誌社に届いた。その言葉通りに、物議をかもした社長、有名漫画家、風俗王が射殺されてゆく。そして、遂に狙いは総理大臣に定められた!龍馬を崇拝し、彼の足跡を辿りながら、大胆な手口で犯行を続ける男。高知、京都、十津川警部の捜査行は続く。トラベルミステリートサスペンスを見事に融合させた長篇小説。

  • ch7 未読・・
    2chネタww
    [0705 ?? -asa]

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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