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- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101292410
感想・レビュー・書評
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★ひと息つくこともままならないめまぐるしく過ぎていく日々。心を落ちつけたいと思って思い出したのがこの本。都心から地下鉄でも私鉄でも20分ほどにある町の商店街近くに住む人々の日常を紡ぐ短編集。それぞれの人の日常が時に折り重なりながらも、淡々と過ぎていく。本当に淡々と。どこか寂しく、でもどこかほのかに温かさをにじませて。ありふれた日常のはずなのにどこか浮世離れしているようなこの世界観にほっとさせられた。(2015/07.02)
★文庫化されたら買おうと思っていた1冊。
川上さんの書く小説は、どことなく現実味がないのに、いちばん現実味がある気がする、不思議な読後感を毎回、味わう。魚春やぶどう屋、ロマンのある街に住んでみたい。(2011/08/29)詳細をみるコメント0件をすべて表示