- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101295749
作品紹介・あらすじ
最悪の人事考課に落ち込む窓際OL。ついに下されたのはグループ会社への出向命令。トホホと出向いた新しい職場は、笑いと活気に満ちていた。気持ちを切り替えてガンバル毎日に、さらに降りかかった試練、それは老齢の父・北杜夫の骨折+入院+介護。仕事&家庭、トラブルの十字砲火をどうやって乗りこえる、窓際OL!?不況とリストラに苦しむ全国の会社員必読、パワフルエッセイ第4弾。
感想・レビュー・書評
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駅でホームから落ちるほど人事考課に悩んだり、父である北杜夫氏が骨折や肺炎から入院し介護に頭を悩ませたり。
大変な事が山ほどのはずなのに、エッセイから感じられるのは悲壮感ではなく、ユーモアである。少し元気になれるエッセイ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なにがしかの給金を、決まったところに通って得ている者にとっては、実にイタいタイトルです…でも、もう慣れちゃってますわよ(笑)。
週刊新潮のエッセイをまとめた好評の?シリーズ。由香さんの相変わらずの、ゆるめの会社員ライフが笑えます。さすが、あの岸本佐知子さんを生んだ、というか採用した会社だ(笑)。いずこの業界も、人事考課ってのはねぇ…。でも、それは由香さんがダメ会社員なんじゃなくて、マネジメント力や企画力・目標達成力総合判定!的な、「チーム内指導者養成」用の考課では測りきれないからじゃないのかなー。放し飼い状態で、健康食品の面白広報活動させといて、それで「ウチのものさしでは評価できない」って言っちゃうんなら、評価する側は、「そんな課外活動まがいの仕事はおやめなさい!」と言うべきなんじゃない?なんて、ちょっとマジメに思ってしまう。
そうはいっても、会社のみなさん・ご家族ご友人オールスターキャストで登場の、個人情報ダダ漏れエッセイの面白さは最高!広告代理店でのあいさつ、ただ者ではないユーモアだし、筆致も観察眼が鋭くてリズミカル。「キャバクラ課長のボルドーだより」、面白すぎ!人事考課でマジメに考えた自分が、どうでもよくなっちゃうよ(笑)。「マカ」の、水戸黄門の印籠なみのフリーパスさにはいつもながら衝撃。今風ネタ、「草食男子」も…でも、そこって、草食じゃなくってボンクラっすよ!
冷静に考えれば、「そりゃアンタが恵まれた会社にいるからだよ!」というリアルツッコミがそこここから起こるような気もいたします(私もちと思う:笑)が、これは仔マンボウのプカプカ、バタバタの日常を楽しむ本だと思いますので、そこはちょっと放っておかれたほうがいいと思います。躁鬱のお父様との長いお付き合いによる、心の健康についてのパートも温かくて、仕事歴の長くなってきた勤め人(特に女子)には、いろいろ軽くやり過ごすためのネタも詰まっており、楽しく読めました。とりあえず、今日もお仕事〜。 -
軽みがいい。
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移動させられて新たに仕事を取ってみたり
海外に行ってしまった上司からのメールを
ほぼそのまま引用してみたり…w
本当に好き放題、というか、隙あらば全てネタ?w
おちおちメールも送れなくなっている周囲です。
しかし、会社がしてほしい事とは一体…なんでしょう?
とりあえず、というか、基本売上アップではないのでしょうか?
それとも、商品を色々広める事?
…だったら、合致してる、ような気もするのですが。
海外ののんびりまったり~もいいな、と思いますが
驚いたのはホストクラブかと。
シャンパンコールって、本当に存在するんですね(笑) -
トホホな朝ウフフな夜が面白かったので続いて読んでみた。
さすがに、文章にコナれた感があるので、イマイチ新鮮味にかけます。
ただ、異動先でもマイペースで仕事をこなされている様子が
微笑ましく感じられ、読みやすい。
それにしても、週刊新潮もよく連載を続けられますね。感心します。
これを認めているサントリーも太っ腹。
まぁ一定の宣伝効果もありますけどね。
ちょうど、営業で大阪堂島方面を歩いていたらサントリービルが見えてきて
今までは何とも思わなかったのですが、最近は妙に親近感が沸いてきます。
不思議なもんですね。 -
すごく共感するところもありつつ、いま(文庫化から15年)から見ると、ちょっと違うかなという部分もあった。でも、会社に斎藤さんみたいな人が一部署に1人、2人いるだけで違うと思った。鬱に関する考察のところは特に、ご家系もあるのかすごく良かった。
いまの斎藤さんの本を読んでみたいなぁと思う。 -
ご存知、サントリー株式会社の窓際OL斎藤由香さんのパワフルエッセーです。祖父は歌人斎藤茂吉、祖母は猛女とよばれた淑女の斎藤輝子、父はどくとるマンボウこと北杜夫、叔父はモタ先生こと斎藤茂太・・・、斎藤由香さんのネームバリューはサントリーでもトップクラス間違いないでしょう(^-^) 窓際OLは、ゴマパワーの「セサミン」、元気になる「マカ」などをPRしながら、ソウルでのアカスリ、ホストクラブの体験など元気いっぱいです!
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斎藤茂吉の孫らしさが発揮されてるというか、孫の代ではかなりまともになっているというか、微妙なところです。つまり、読んでいて笑いが止まりません。
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窓際の人生こそ人間らしい人生!ユカさんの本は本当に元気が出ます。私も窓際らしく出世しないで図々しく生きて行こう!