- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101306339
感想・レビュー・書評
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「あれっ?桐野作品?」って思うくらいにドロドロ感もグロさもない、、、。
それくらい、軽い( ´艸`)
突然、夫に先立たれるし、愛人が登場するし、息子が同居するって言い出すし、、、。
世間知らずの専業主婦やった主人公がオロオロしたり意外と強かったり( ´艸`)
なんとなく落ち着かへん感じやったけど、面白くってサクサク読めた♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
敏子は自分の自分勝手さに気づかず、周りにひとにいらいらし通し。敏子の自分勝手さと言うのは、自分が思っていることを言えないくせに、周囲の人間に押して図るべし、と当然のように思っているところ。
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面白かった。夫の急逝により、平凡な主婦が、自分の人生を見つめ直し、定義していく、そんな話。上巻では、夫の死後、次々と起きる出来事に対する、主人公の心の動揺が身につまされる。妻として、娘として、嫁として、登場人物のそれぞれの心境、人物間の軋轢が、他人ごとと思えなかった。
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突然伴侶を失った専業主婦が戸惑い揺らぐ、その心情が伝わります。
兎に角、息子や娘に惑わされずに、自分自身のこれからのために自立して欲しいと願いながら、後半へ。 -
相変わらず読みやすい文章と世界観をすんなり共有できる構成力はすごい。
内容は世間知らずのおばちゃんってか田舎のかあちゃんが普通の大人になるまでの成長期。桐野作品はドラッグとかヤクザとかドロドロした読み口のものから読んだから物足りない感じがする、と思ったけどそんな世界観が普通のおばちゃんの精神の中にもチラチラのぞくのが読んでて面白い。
下巻でのかあちゃんの成長でカタルシスを感じるためには避けて通れないのかもだけど、ちょっと世間知らず過ぎるかあちゃんは、最初に人間を小さく見せて後半の成長を大きく見せようとする意図ってか今後の展開が分り易すぎてちょっと萎えた。
しかし前半なだらだらな展開も文章力で一気に読める絶妙なバランス、ってことで評価がむずい。 -
気分が落ちるわ。なんてタイミングでこんな本に出あってしまったんやろう
。。全然状況とか違うけどさぁ、心理状態が落ちてるのに更に落ちるわ~
なんてリアルな世界なんですか。リアルで怖すぎる。
ホラーじゃないのに毎日が怖くなる。不安いっぱいになっちゃったやん
ああ、下巻は救われるのかな。 -
なぜか中年のお母さん世代の主人公を応援したくなってしまいます。
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59歳にして未亡人になった専業主婦の話。というかまた典型的な「専業主婦」がでてきてウゲ~ってなります。
なんていうのかな・・・自立してない?行動力がない?被害者意識が強い?
とにかく自分の嫌いなタイプでう~じうじうじうじしてるんです。
確かに旦那が突然死して、生き別れだった息子が家をのっとろうとしてきて、しかもだんなの浮気相手が殴りこんできたらテンパるとは思いますが、「むきっ~!」っと一発奮起してせめてガツンと「うるさいうるさいうるさい!!!」っと叫んでみてもいいのに・・・
「私はどうすればいいの」「何をするのが正解なの?」・・・
人生に正解なんてないっちゅーの。
これだけ反感を引き出してくれるって言うのはある意味いい小説なんでしょうね(笑) -
両親の世代は何を考えているのだろうか。
まずはそこから始まった上巻。
予想よりも若く、生活も様々で、隠れた生活もある。
年齢ってなんだろう。 -
なんか聞いたことあるな、と図書館で借りてみたけど自分の記憶と全然違う話だったからちょっと戸惑った。
59歳の現実…?歳取りたくないな…下巻どうなるか気になる感じ。 -
ドラマを観てからだけに、
主人公のイメージが高畑淳子。
亭主が亡くなってから、徐々に徐々に変わっていって……。 -
下巻にて
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おもしろい。「老人」ではないけど「若く」もない年代の女性が、人生を立て直していく様が小気味よかったです。
でも、そもそもその歳までこんなに葛藤なく歳を取る女性っているのかなぁ。 -
まあまあ
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ドロドロしているが、大して面白くなく。途中でGive up。
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暗い。。
旦那にもだけど、何より息子にムカついた。こんな息子、マジ勘弁かも。酷過ぎる。
浮気って、みんなしてるのかな。年とっても、みんな裏切るのかな。 -
おもしろい視点
描き方、捉え方がうまい
主人公の切実さ女性ならわかる -
人生って深いなあと思う本。