食べる女: 決定版 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 574
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101311333

作品紹介・あらすじ

おいしいものを食べているときと、いとしいセックスをしているとき、女は一番幸せになれる。台所で立 ったまま生玉子かけごはんをすする自由。深夜のラーメン屋で相席になった男とのラブアフェア。恋人の裏切りを知った後に食べるチ ーズの官能。逝ってしまった大切な人たちを想いつつ縁先で傾ける日本酒と肴。味覚と心を研ぎ澄まし、人生の酸いも甘いも楽しむ女たちを祝福する、美味なる短編集。

感想・レビュー・書評

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  • やたら美味そうな食べ物が出てくるエロ本

  • 彼氏と昔の男を天秤にかけながら玉子かけごはん、
    浮気した夫を見返すための特製肉じゃが…。
    食と恋をめぐるおいしい物語、全24編を収録。
    味覚と心を研ぎ澄まし、人生の酸いも甘いも
    楽しむ女たちを祝福する、美味なる短編集。

  • 食×性という、一見関係あるの?と思うような組み合わせがテーマとなってて、大人な恋愛ストーリーが多いです。でも、全てが性や恋愛絡みのストーリーというわけでもなく、不思議な石との共同生活や飼い猫視点、男性視点のお話などもあります。
    この本に出てくる女性たちは、奔放で自由で、積極的な方がとても多くて、女という性を武器にして生きているという印象を受けました。
    男女の関係、身体の関係については、人それぞれ価値観の違いがあるので、中には「なんやねん」と思う人もいるかと思いますが、、
    人々の関係にどうやって美味しいごはんが絡んでくるのか、見どころです。


  • その話に合ったセックスとお酒、食べ物。
    思わずお腹すいてきちゃう。
    本を読むと自分が知らない恋を体験できて、切なくなったり楽しくなったりできて嬉しい。
    ワイン飲めるようになりたい〜〜

  • 文章が言葉選びが苦手すぎて2章だけ読んで読むのやめた

    てか作者の浮気とか不倫とかに悪気が全くないような感じが無理だった

  • 壇蜜さんの解説でスッキリした。
    食と性を繋げると不快に思う人間もいるけれど、やっぱりどうしても繋がっているのが生活なんだと思う。
    ある特定の食べ物は自分の中で特別で、ある人とある場面を思い出してしまうということは誰しも持っているかもしれない。また、あの人を思い出したからあれを食べたいという感覚もあるはず。

    「なんで素敵な夜」の男性2人には嫌悪感しか抱けなかった。

  • 女の恋愛✖️食の超短編集。
    というか性欲✖️食欲と言ってもいいくらい、欲望が満ち溢れてる女ばかりなのに、不思議と清々しい読後感だった。
    実際、三代欲求だから当たり前かもしれないけど、性欲と食欲はすごい似てると思っていて、でもオープンにするのはタブーというか、恥じらいを持つべきみたいな女性観がある中で、彼女たちの豪快さが気持ちよかったからかもしれない。
    浮気や不倫が多めだったのが謎だが笑、なんだかんだ女の方が人生楽しむの上手いんだなと思う。
    面白いテーマだから、もっと長めのストーリーも読みたいなと思った。

  • それぞれのお話の主人公が当たり前のように浮気•不倫してて「は?」だったけど、最後のお話はとても好きだったな
    あと壇蜜の解説も良い

  • 女っていいなー!

  • 食事が中心の話かと思ったら恋愛、それもSEXが深く結びついている短編集だった。一つ一つの話は短く話の数のボリュームは目を見張るものがある。
    電車で一駅移動なんかにぴったり。
    艶かしい話、と言うよりはとんかつ豪快に食らう、みたいな恋愛話が多いから外で読むのもそんなに躊躇わない。


    ただ、食事の話が読みたかったので、また恋愛でごたついてんのか!と思うことと何度かあった笑

    牡蠣の話が好き。
    牡蠣の描写も美味しそうだった。

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著者プロフィール

1948年、東京生まれ。成城大学卒業後、スタジオミュージシャン’(ヴァイオリン)を経て、脚本家となる。テレビドラマ「響子」「小石川の家」で向田邦子賞を受賞。映画も多数手がけ、「それから」でキネマ旬報脚本賞、「失楽園」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「阿修羅のごとく」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。映画「食べる女」では、脚本のほかにプロデュースもつとめる。著書に『食べる女 決定版』(新潮文庫)ほか。

「2018年 『いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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