明るい旅情 (新潮文庫 い 41-8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101318189

感想・レビュー・書評

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  • 旅に出る。その国の空気を肺いっぱいに吸い込む。そして少しずつ自分を溶け込ませていく。旅の楽しみは百人百様かもしれないが、池澤夏樹の旅観には共感できるところが多い。旅に誘う一冊。思い出深い一冊だ。

  • まだ誰も所有してないんですね〜、コレ。一番乗りになって、ちょっといい気になってます…人気ないだけか。タイトル通り、旅行記ですね、簡単に言ってしまうと。池澤さんがアチコチ旅した中で、トルコがイチオシです。特にバザーの描写!文字から活気が伝わってきただけじゃなくて、食欲を刺激されたのがデカイです。本当に美味しそうでした。村上春樹さんの旅行記でもトルコが出てくるんですけど、お二方の描く「トルコ」に共通してるのは、タバコですねー。池澤さんは、唯一子どもが働いている姿を見るのは、タバコ売りだと言ってるし、村上さんに至っては、トルコに何か一つ持っていくなら「マルボロ」にした方がいーよ、とまでアドヴァイスしてくれちゃってます。マルボロは偉大なんですよー。

著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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