灰谷健次郎の保育園日記 (新潮文庫 は 8-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101331102

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  • ※1998.9.5読了
     2010.12.21売却済み

  • 作者はあまり現場に立ってないので、保育者たちから聞いたり、書いてもらったものをふんだんに紹介している。
    障害児とこどもの関わりあいの様子には、気持ちがほっこりした。
    子供は集団の中で育つ、と頷かされた。
    保育者や保護者たちの書く文章がうますぎて、こういう文を大人はかけないといけないなと反省させられた。非常に誠実で感受性が豊かで謙虚な賢いひとたちの文であるという印象をうけた。
    こどもの言葉はかわいい。

    このひと
    ぼくのことおぼえたよ
    このこと
    手つなげるねん

    おとうさんのなまえは
    おかあさんのなまえは
    こうじくんのなまえは
    タニカツマサヒデ
    タニカツフミコ
    タニカツおとうと

  • こどもたちの目線を大切にする保母さんたちの心がとても綺麗で、ホッとする本。

  •  小学校の元教師が保育所を作った。
     その中で保育士の健闘する姿が、楽しげで清々しい。

     十数年前に読んだ「待ちの子育て」という本が、頭の中でこの本と共存している。
     保育は子どもたちが育っていくのを、待つことこそ必要なことだと再認識させられた。

     いまの私に、これから子育てをする機会が与えられるのだろうか!!。
     子育てだけでなく、共に育っていくため(人生はいつまでも育って=学んで=いかなければならない)には、やはり待つという行為はとても重要なことだろう。

  • (メモ:高等部1年のときに読了。
     その後、購入し、数回読みました。)

  • 080411(s 080706)
    100422(s 100604)

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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