ナニワ・モンスター (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101333137

感想・レビュー・書評

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  • 大阪府知事が政治家引退を表明し、Middle East Respiratory Syndromeが韓国で広まる2015年6月に読み、味わい深かった。

  • 久しぶりの海堂ワールド。
    “桜宮サーガ”の枠を飛び出し舞台は日本全域に。

    まあ面白い。
    面白いんだけど……、まさしく、『“海堂ワールド”の第●章』的な様相が顕になってきた。

    海堂作品を未読な人にはきっと、何がなにやら分からなすぎるのでは……?

    ある程度は読んできた自分(バチスタ系4作+α、極北系2作、婦人科系2作)ですら、途中よく分からぬところがちらほらと……(笑)。

    ★3つ、7ポイント。
    2015.06.03.古。

  • 部ごとに主人公が違うのが斬新だった。
    ただ、キャメルについてもう少し詳細に描いてほしかった部分はある。
    彦根に魅せられた。相変わらず素敵。日本三分の計のとことか。
    今作だけでは消化不良感があるので、次回作が楽しみ

  • 平和な街に突如インフルエンザパニックが起きる。パンデミックものかと思いきや、途中から浪速市の政治をどうするかとか、よく分からない方向に進んでいってしまった…筋は通っているのかもしれないが、話が現実を超越しすぎててちょっとついていけなかった…

  • 新型インフルエンザに纏わるゴタゴタから始まり、官僚の押し引き、さらには日本という国のあり方にまで、話が及ぶ。こんな大風呂敷、これから一体どうするのだろう。
    開業医パート、検察パート、解剖率100%の町の話はそれぞれ面白い。開業医が奮闘する話1本でも、行けたと思うのですが。

  • パンデミックをどう抑えるか!?という話とは違い、結局は自治体の医療体制をどうするのか、
    という話になっている。想像していたものと違っていた。

  • 3つの一見関係ないストーリーが並行して進行するが、最後の最後で結びつく。その謎解きが少しあっさりしすぎているような。また、登場人物の描き方が少し浅い気がした。(白鳥も顔見世程度しか登場しないし)

  • 中盤まですごく面白くて、どうなるんだ!?とワクワクしながら読んでいたんだけど、尻すぼみだったなあ、残念。

  • だんだん政治色が強くなってきました。続きが読みたくなります。が、テーマが壮大になりすぎてきている感も。。。エンターテインメントから教育本にもなっていますように感じました。

  • 相変わらず面白い。しかし、「医療共和国」などと、発想の肥大化が見られるところが気になる。

    SAASに鳥インフルエンザ、そしてエボラウィルス。
    新しいウィルスが登場する度に、人は怯える。しかし、致死率の高いウィルスは蔓延せず、致死率の低いウィルスは蔓延するが人命への脅威とはならない。そのことに気付き始めたのか、今回のエボラウィルスには比較的冷静な対応が見られた。
    問題は、それを利用しようとする連中がいたことだ。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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