スナイパーズ・アイ: 天命探偵 真田省吾2 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.70
  • (62)
  • (138)
  • (131)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 1419
感想 : 80
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336725

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ2作目。
    前作の事件を経て志乃が探偵事務所の一員となり、予知夢を手掛かりに新たな事件の阻止に挑む物語。

    今回は警察の特殊部隊、SATが関係する話。
    早い段階で犯人と目的がわかったかと思いきや、読み進めていくと次々出てくる新事実にページをめくる手が止まらず気づいたらハマっていた。
    最前線で1番状況がわかりながらも上層部の指示なしでは動けない現場のもどかしさには共感したけれど、警視総監の考えも理解できるし…難しい問題。でも真田の考えには賛同。

    登場人物それぞれのキャラが確立していて面白い。真田がバイク大破して山縣に怒られる流れも通常通り。
    個人的には鳥居さんがかっこよくて好き。最後、娘との再会シーンは感動。探偵事務所のメンバーになってほしいなー。

    今回の事件を通して志乃と探偵事務所メンバーの絆も深まってきたし、次作も楽しみ!

  • 09月-24。3.5点。
    天命探偵、第二弾。
    人の死ぬ夢を見なくなった志乃。探偵事務所の一員となり、元警察官からの依頼を受けることに。元警察官が女の子供を恋人に託し、失踪。。

    スピード感がとてもあり、ラノベっぽい表紙だけど硬派な小説。面白かった。

  • 前作が面白かったので、間をおかずに購入完読。相変わらず省吾はバイクを壊していてちょっと呆れてしまった。今回から志乃も加わり、探偵のブレインが増えたって感じ。志乃が今回自分の足に関してグジグジ悩んでいるのが目に付いた。いつか自分も役に立っていると感じるようになればなと思った。次巻も期待!

  • 前作と違い、今作は長編で読み応えがある。犯人グループは警察の体質を変えようとしながらも自分たちの保身を考えて何人もの人を殺す計画だが、真田も指摘しているもののどうもしっくりこない。しかも殺す相手は旧友であるところがなおさら。
    真田は終盤まではほぼモブキャラ化していたがラストはど派手すぎる活躍ですね。にしてもバイク3台大破…経営難の探偵事務所としては新品は買い与えられませんね。

  • 話の展開は少し読めましたが、廣野さんは想定外でした。
    なんにしても鳥居が無事でよかった。
    亜沙美さんは…きっと亡くなったんですよね。。
    ミステリーとしては楽しめたんですが、現実にこんなことが起きると…と考えると暗い気持ちになります。

    相変わらず読みやすく、スピード感があるのはいいですね。
    志乃ちゃんも探偵に慣れてきましたし。真田と通じ合ってる感がいい( ´ ▽ ` )ノ
    公香さんもがんばれ!(笑)

    続きも買ってるのでこれから読みます!

  • 1巻に続き、テンポの良い読みやすい作品でした。
    でも、真田さん、バイク壊し過ぎ・・・(苦笑)。

  • SAT関わりという事で、読む前はちょっと気難しく感じながら手に取りましたがとてもスムーズに読めました。鳥居さんがとにかくかっこいいです*ところで、真田は一体いくつのバイクを壊す気なのでしょうか(笑)志乃ちゃんの気持ちが良い方向に進んでくれていて、一巻でも真田と志乃ちゃんの縁には吃驚しましたが、真田が居てこその今の志乃ちゃんだなと感じました。不思議な力だなあ・・・。

  • テンポがいいのでサラリと一気に読めました。ドラマ向きのシリーズですね。主役、もうちょっと頑張った方がww脇の個性豊かなキャラたちにくわれてしまいそう(笑)

  • 面白かった。
    スピード感と謎かけ錯覚と。
    これはどうして?ってとこもあったけど、それを補って余りある素晴らしい物語で楽しかった。

  • 再読。鳥居さんの性格が好き。

  • 相変わらずスピード感で、最後までもっていかれる。

    それは、真田が駆るバイクのようだ。

    前作で登場した、人の死を夢に見る少女、志乃がチームに加わるが、まだまだ、溶け込むには時間がかかりそうだ。

    真田には、今一つ、気持ちが入っていかない。

    「天から探偵の遺伝子を授かった男」というキャッチフレーズがついている割には、ただただ、突っ走る若者というイメージしかない。

    まだ、前作のほうが違和感はなかったような。

    むしろ、チームのボスである山縣や、柴崎刑事などのほうが、いい味出しているんだけど。

    ま、エンターテインメント系の作品は多少の粗があっても、結末までグイグイ引っ張っていってくれるなら、それでいいっか。

    今回は、銃器密売組織の男が、護送途中で狙撃された。

    さらに、次なるターゲットの死を予知するような夢を志乃が見る。

    この連続の狙撃には裏があった…。

  • 撃つことが出来ないのに銃器を携帯する警察官。
    発砲許可が下りることはほとんどないのに、日々訓練に明け暮れるSATのメンバー。
    凶器を手に犯人が向かってきたとき、実質的には丸腰の警察官はどう対応すればいいのか。
    どこにいても絶対的に安全な場所などない。
    省吾たちの取った行動は、法に照らし合わせれば許されない。
    けれど、人として守れる命を守った点においては許されない社会がおかしい。

    スピード感にあふれる展開にワクワクする。
    警察という組織に釈然としないものを感じながら、必死に事件を追う柴崎の姿がとくにいい。
    孤独に娘を守るために命をかけた鳥居もいい。
    キャラクターそれぞれの個性が際立っていて、好きなシリーズのひとつだ。

  • 銃器密売の男が護送中に狙撃される。
    不思議な依頼と、5年前の立て篭もり事件との関連は?
    次々起こる狙撃事件に、真田はどう立ち向かうのか?
    二転三転する事件に、主人公達の活躍は?
    天命探偵シリーズの第2弾。
    主人公達のキャラの違いもあり、楽しめます。

  • 登場人物のキャラが、それぞれ振り切っているくらい立っているのがいいのだろう。
    わかりやすいし、次の行動も予測できる。

    しかーし!
    バイクはタダじゃないんだよー。
    そして、警察内部にはそんなに内通者がいるの~?ってかんじ。

  • サクサク読めました。

  • シリーズ2作目。
    スピード感あってこれもあっという間に読了☆
    完全なエンターテイメント小説で、キャラも立ってるので漫画に近いですね。リアリティを求めたり、ご都合主義を嫌う人には不向き。
    私は結構好きです☆

  • 前作の内容はほぼほぼ覚えていなかったがサクサク読めて割と面白かった印象だった。
    読み始めるとぼんやりと思い出しながらサクッと読み終わってみれば前作と同じように割と面白かった。

  •  天命探偵シリーズ第2弾。
     前作同様、ハイスピードな展開で一気に駆け抜ける疾走感が癖になる作品。本作はシリーズ最長となる480ページ余りあるが、全くその長さを感じさせることなく、一気に読めてしまう。
     単独の作品としても面白いが、前作で仲間に加わった登場人物が探偵チームの一員として活躍しているので、やはりシリーズとして順番に読んでいったほうが面白さをより感じることができる。このチーム、癖になる。

  • タイトルがしっかり意味合い出していたことに気がついた…
    日本の実情を的確につきつつ、エンタメ感満載なところ
    神永流だなぁ〜と感心
    今回も予知夢ベースでしたが、なんで見たんだっけ?
    ってところは良く分からんかった気がするなぁ
    真田くんのバイク壊しまくりにあんぐりしつつ
    爆弾ベストとか、ハリウッドばりの演出、
    テンポのいい展開には毎度楽しましてもらってますって事で
    次巻も楽しみたいと思います

  • 369

    2017年では3冊目

  • 2016.10.28 完読

    シリーズ2作目。

    人質をとって立て籠もる犯人。SATをスタンバイさせながら、強行突破はせず、説得を続ける警察。犯人が、説得に応じるように見せかけて、自爆した。
    その被害は、計り知れないものだった。
    家族を失った人たちは、何を思い、未来をどう生きようとするのだろう。

    警察は、拳銃を手にしておきながら、SATは、ライフルを手にしておきながら、それを実際に使用することはない。
    何故なら、日本において、犯罪者であろうと、人権は尊重されるべきだという思想が根強いからである。

    他人を巻き込んだ時点で、クソ野郎に成り下がった

    しれっと読み流したけど、山縣により名言化された真田の言葉。

    ずっと前を向いて歩くのは難しい。後ろを振り返ってもいいと私は思う。だけど、後ろにとらわれて、それを人のせいにして仕返しをしようとするのは、間違っている。

  • 31

  • 銃器密売組織の男が護送中に殺された。
    凶器はSAT狙撃犯が装備する最新型ライフル。
    白昼堂々の犯罪に潜むメッセージを探るうち、
    5年前のよ立て籠り事件が浮上する。
    暗殺者の次なるターゲットが銃弾に倒れる前に、
    真の黒幕へとたどり着け、、、。
    施設育ちの青年探偵と、予知夢を見る少女、
    変装自在の女探偵、元敏腕刑事のボス
    最強チームで送る人気絶頂シリーズ第2弾!!

  • 憎しみは憎しみしか生まない。
    でも人は得た憎しみ以上の報復を望むね。

  • 重い内容ではあったものの、最後どんでん返しもあり流れ的にはよかった。ただ、女性の感じがなんか苦手。私なんかの感じ、いらっとする。

  • 1を読んだのがあまりにも前過ぎて、内容を忘れちょっと敬遠していた1冊。が、内容覚えてなくても大丈夫でした。スピード感ある話の展開が読みやすく後味スッキリ。

  • 登場人物たちが生き生きと動いてるお話です。
    志乃ちゃんが少しずつ皆と打ち解けてるような気がしました。
    後、真田さん何台バイク壊すの…。

  • 読書録「スナイパーズ・アイ」3

    著者 神永学
    出版 新潮社

    p129より引用
    “よりどころが無ければ、自分では何一つ
    決められない。逆に、理由さえ見つけられれ
    ば、それがどんなに非人道的なことであって
    も行動に移せる。
     実に愚かで自分勝手な生き物ーー。”

    目次より抜粋引用
    “Zero Point
     Shooter
     Limit”

     向こう見ずな青年を主人公とした、アク
    ションミステリー長編小説。
    天命探偵・真田省吾シリーズ第二弾。
     拳銃を持った犯人による、病院立てこもり
    事件が発生した。対応にあたったのは、腕利
    きの特殊部隊の面々だった…。

     上記の引用は、人間について書かれた一節。
    今年も多くの事件がありました、来年はもう
    少し穏やかな年になったらいいなと思います。
     銃器を使った事件と、それにまつわる組織
    や人間関係が描かれています。実例として
    アメリカのコロンバイン高校の事件が出されて
    いますが、あれからも結局銃規制は進んでい
    ないようですね。
    日本は法で規制されていますが、それでも銃
    による事件はたまに起こりますので、危なそ
    うな所には近づかないほうが賢明かもしれま
    せんね。
     主人公であるはずの真田が、なんだかいま
    いち影が薄い感があります。他のメンバーが
    活き活きしているので、そうなってしまうの
    でしょうか。主人公の個性に頼りきっていな
    いというのは、バランスが取れていて良い事
    かもしれません。

    ーーーーー

  • 仲間も増え・・・物語が動いてきた感じです。
    犯人が最後までわからないのもいいですね☆

全80件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神永学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×