フラッシュ・ポイント: 天命探偵 真田省吾4 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.64
  • (21)
  • (59)
  • (63)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 761
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336749

作品紹介・あらすじ

予知夢を見る美少女・志乃が感知した人の死。未来を変えるため真田は奔走するが、運命の改変が悲劇を招く――。何のための正義か。運命に抗う意味はあるのか。響き渡る真田の慟哭。だが、探偵チームを嘲笑うかのように、首都・東京を標的にしたテロが実行に移される……。シリーズ最大のスケールで贈る、ノンストップ・クライム・ミステリー。「天命探偵」シーズン1、クライマックス!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ4作目。
    一難去ってまた一難。そして回を追うごとに事件のスケールも大きくなり、今作では核爆弾によるテロ計画が発覚。

    前作までは志乃の見た夢をヒントに人が死ぬのを防ぎ運命を変えてきた真田たちだったけれど、今回は行動したことで別の悲劇が起きてしまい、いつも誰よりも突っ走る真田が葛藤する場面は印象的だった。そしてシリーズを重ねる毎に真田たちに強力な助っ人が増えていくのがなんか良い。

    終盤、失敗が許されない状況での真田と犯人の直接対決にはヒヤヒヤしながらも先が気になってページをめくる手が止まらず一気読み。鳥居ファンとしては、彼がチームの一員として活躍してるのも嬉しかった。もう助っ人枠ではなくて正式メンバーになってほしいな。

    志乃とチームのその後が気になるし…シーズン2も読むのが楽しみ。

  • 12月-8。3.5点。
    天命探偵シリーズ、第四弾。
    山縣の高校時代からの友人、三井。海上保安庁での事件の責任をとり、退職。退職後にも事件が。。。

    一気読みした。面白かった。スピード感がさすが。
    Nextにシリーズがつづく模様。

  • 志乃がまた予知夢を見た。彼女の予知夢は人の死だ。
    志乃の描いた似顔絵を見た山縣の表情が強張る。その絵は山縣の友人・三井に酷似していたのだ。
    未来を変えるため動き始めた真田たちだったがその矢先、志乃が銃弾を頭に受けて重体に陥る。
    志乃のため、仲間のため、真田は奔走するが首都東京を標的にしたテロが実行に移される…。

    2013年7月21日読了。
    映像が浮かんでくるような話運びとリズム。デビュー当初の松岡圭祐氏を思い出しました。
    これまでに登場した登場人物たちも大活躍で、これまで以上にエンターテイメント感満載です。
    次回以降は真田と志乃の物語にも進展がありそうな気配。

  • いよいよ話が海外も含めた形になって来た
    とはいえ場所は日本、東京でのお話ゆえコンパクト
    今回は(も?)全員満身創痍、
    特に女性キャラへの大胆な仕打ちにびっくり
    前巻が過去振り返りで時系列的に厚みを感じるストーリーだったので、今回はちょっと薄い感じが…
    中盤から終盤も盛り上がるのか?と思いきや、
    意外とこじんまりなラストにちょっとがっかり
    本巻でシーズン1はフィナーレとの事なので、
    シーズン2への前振りかな? と思う次第
    次巻を読んでスッキリしたい今の状態です

  • 天命探偵シリーズの第4弾。
    運命の改変が、更なる悲劇を生み出す。
    響き渡る真田の悲しき叫び。
    東京を襲う核爆弾を使ったテロを防げるのか?
    人の命を救うのに、理由がいるのか?
    答えの無い自問自答の中で、緊迫するノンストップ・ミステリーの行く末は。
    ハラハラドキドキの結末は...
    シーズン1のクライマックス、堂々の完結です。

  • いつものパターンで、ややマンネリ気味ですがそれなりに楽しめます。志乃を通してみる正夢は、もはやどれひとつ正夢ではなく、十分変更な感じが逆につまらない。あと、東京都心で大量虐殺という大風呂敷を敷いた割に結末があっさりで少し拍子抜けです。志乃、公香、真田の三角関係が気になりますが、やや志乃に軍配が…?
    ともあれ、次回作を楽しみにしています。

  • シリーズ4作目。
    本当に好きなシリーズなんです。文庫化するの、待ってたんですけど、うーん。
    背景とかテーマとか、面白かった。ってか、興味深い。知らない、って事は幸せだけど怖いね。話の流れも悪くない。けど、なんか物足りない。なんで?
    パターン化してるからかなぁ。いや、違うな。お約束な話でも、面白いものは面白いしね。
    なんやかんや言っても続きは気になるので、次回作待ってます。

  • 相変わらず、天命探偵シリーズは良いなー。
    今回は前作にも増してドキドキした。
    ただ、志乃があまり出てこなかったのは不満。笑

    鳥居さんが良い人だった(^_^)

  • やっぱりちょっとダレてるよね。柴崎も公香も余計なことばっかしやがるw
    そういうとこだぞ、神永学!wですよ。テコ入れ万歳

  • 39

全42件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神永学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×