- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101364612
作品紹介・あらすじ
では、どうやって食べ物を選べばいいのですか? ベストセラー『食品の裏側』の著者のもとに最も多く寄せられる質問です。みなさんのそんな悩みに応えるため、この本は書かれました。手軽で「おいし」くて長持ち。三拍子そろった商品はなぜ危険なのか。スーパーやお店では、どんな基準で買えばいいのか。添加物そして食の安全の専門家が、あなたに、やさしく丁寧に伝えます――。
感想・レビュー・書評
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素晴らしい
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スーパーやデパート地下の惣菜に多量の添加物が含まれており、添加物の人体への影響は長期的には検証されていないという指摘は重要だ。
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永谷園の和風だしの素、お吸い物の素などは、塩、化学調味料、たんぱく加水分解物という化学添加物が主な原料である。
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業務用の調味料や食材はコストのために市販品より添加物を多く使うのが特徴である。
食材費は価格の2割から3割くらいであり、そのために材料に多くの添加物を使いコストを下げ、保存期間を長くしている。
組み合わせて作る日持ち剤には合成保存料と違い、使用基準がないのでどんな食品に入れてもいいし、いくら入れても良い。
カット済みの野菜は、酸化防止剤や pH 調整剤など結果的に20から30種類の添加物が入っている。冷凍食品は変形防止剤などもっと多い添加物が入っている。
カット済みの野菜は、中国から野菜をカットした状態で輸入し、次亜塩素酸ソーダや硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムと言った添加物で加工されている。
ただし、筆者の個人的な経験に基づく主観的な主張が多い。
筆者は、メーカーや研究機関の研究者でもなく元を食品会社の営業担当であったので科学的なデータの裏付け根拠が乏しい。 -
さらに、何を食べようか迷う〜 けど知識があることは良い。知ることは大事。あとは自分が何を優先するか。
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食品添加物を販売する側であった著者。
そんな著者が添加物の怖さを教えてくれる。
どんな食品にどのような添加物が入っているかということが記載されているのだが、それを知ることによって逆に「じゃー、なにを食べたらいいんだろう?」と思ってしまう。
というのは、市販の加工食品の多くに添加物が入っているからだ。
いくら国で認められた基準値内とはいえ、詳細を知ると恐ろしくなる。
他国では認められていないものも日本国内では認められていたり、そもそもその基準自体も信用に値するものなのか怪しい。
安全で添加物を極力避けたいのであれば、やはり自分で作るしかないのだろう。
安くて便利(な食品)の裏側には、それ相応の理由があるのだ。
手間を惜しまず安心な食か、手間を掛けずに便利な食か、選ぶのは個人の自由だが、私は前者を選択したい。 -
著者は総合商社の食品課に勤めてた添加物のプロ。
自分のお子さんが自分が開発した食品を嬉しそうに食べる姿に良心を痛め、これはいかんと会場を辞めて講演や本を書くようになったとのこと。
日常食べるものに安全なものはあるのか、このままで日本は大丈夫なのか、不安になる。でも社会に騙されないためにこういう知識は必要だと思う。選び方を変えるだけでも良い方向に向かえばいいな。 -
配置場所:2F文庫書架
請求記号:498.5||A 12
資料ID:C0035987
食品添加物を減らそう(スタッフ) -
添加物との付き合い方が凄ーく分かりやすく書いてある。
添加物が悪いから辞めろと言うような単純な考え方ではなく、添加物のメリットとデメリットを考えた上で自分なりに落としどころを見つけて選択していきましょうよという指南本。
かなり良かったです。
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「添加物のメリット」
・価格を下げる
・簡単に料理したっぽく出来る
・すぐ食べられる
・ピカピカに見える
「さかきばらしょうこ」
・サプリメント
・加工助剤
・キャリーオーバー
・ばら(バラ売り)
・しょう(包装が小さいもの)
・こ(小分け) -
前作から続いて重複している内容が主だが、著者の本は何度も読んでも気持ちのいい本なので不満はない。
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知らないものは口に入れたくない。可能な限り手作りで、商品を買う時も気をつけようと思った。
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ヒステリックに「これはだめ!」という本ではなく、添加物が果たしてきた役割、それによって何がもたらされ、なぜ使われてきたのかを含めた上で、食品の安全について論じている。