交趾 古着屋総兵衛影始末 第十巻 (新潮文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380445

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  • 行方を絶った大黒丸の復活を描くシリーズ十作目。
    無事の帰国を待つ江戸の面々は、一時撤退を余儀なくされる。一方で、異国の地で、船を修理し、しかも異国との交易の足掛かりを築く逞しさを見せる大黒丸一行。
    メインストーリーは一時お休みといった感じで、異国でのサイドストーリーが展開される。帰国後の大団円までの小休止といった趣のため、個人的には評価を一つ下げた。

  • 第十弾
    南海の孤島での修理、そしてベトナムへ
    新たに商品と共に武器をも仕入れ沖縄へ向けての出発
    残された者たちの苦難は?

  • 難破した大黒丸は無人島で修理、ベトナムに向かい、そこで商う。一方、日本では柳沢吉保が主留守の大黒屋を襲う。鎖国令下の時代に無断で海外に商取引に出、船に砲門を14も備え、幕府を守る為と嘯く事など到底考えられない。ハチャメチャな話になってきた。2015.1.4

  • 最後の最後に総兵衛が裏切った…と言っても過言ではないのでは?
    と思うくらいの後半部分。
    大型商船大黒丸が戦いの末無人島に流され、そこから這い上がるように生活を送る大黒丸船員。
    仮の修理を終わらせ、そのまま新之助おきぬ夫婦の住む琉球へ行くかと思いきや
    そのまま南へ。
    そこで知り合ったソヒと出来てしまうとか!
    あんまりです、総兵衛…
    千鶴の時は一途だったのに美雪と所帯を持った上に子どもも出来て
    そこでまさかの浮気。
    結構ガッカリしたのは確か。
    まぁ、それはそうととりあえず内容としては申し分なく
    もっと広く範囲を広げることは良いことだなと。

  • 面白かった、シリーズ最終を読みたい。

  • 漂流してもさすが鳶沢一族、読み応えがありました。

  • とうとうベトナムに到着。冒険物語になってきた!それにしても総兵衛はモテ過ぎだ。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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