転び者 新・古着屋総兵衛 第六感 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380513

作品紹介・あらすじ

五十八門の大砲を搭載する薩摩藩の新・十文字船団七隻は大隅海峡にて、大黒屋の交易船イマサカ号・大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた。一方、総兵衛一行は伊勢から京都への道程に神君の故事にあやかって、伊賀加太峠越えを選んだ。それは一行を付け狙う薩摩の刺客の他に忍び崩れの山賊たちが盤踞する危険な道だった。そして、陰吉が消えた……。緊張迸る二つの決戦、激闘の第六巻。

感想・レビュー・書評

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  • 新シリーズとなり、展開が目まぐるしく変わる。海戦あり、剣戟あり、そして新たな味方が次々現れる。そして、味方となった柘植一族の今後の展開や、攫われた姫の行方など、次作への期待を抱かせつつ終了。大団円で終わらせて欲しかった・・

  • 最後に

  • 江戸、京への道、南に向かう海路の3ヶ所で話が展開する。大きなテーマは大黒屋と薩摩藩との長い闘い。総兵衛は、いろんな人と出会い、知己を得、力をつけていく。2019.10.5

  • 家康の加太峠越えの話が面白い。

  • 第六弾
    薩摩の密偵からの転び者、そして新たに加わる柘植一族、そしてその一族からの反逆者たち
    船団は豪快に薩摩船団を打ち破り、京での滞在を有意義に?
    しかし桜子たちが薩摩に拐され、今後の薩摩との展開は?

  • 新古着屋総兵衛シリーズ8巻目。
    そうそう、これこれ感が半端ない
    とまぁそのくらい急に登場人物が増えた…まぁ仲間が増えるのと同時に
    敵さんも増えるってゆうのも世の常ですかね。
    総兵衛の船である大黒丸&イマサカ号VS薩摩藩の十文字船団
    とか
    総兵衛一味VS薩摩藩
    とか
    柘植衆と総兵衛の出会い
    とか
    富沢町の古着市の開催に邪魔してくる下っ端とか
    とにかく目白押し…
    桜子が拐かされたのが最後なんだけど。
    まぁ、早い話が総兵衛のいい男っぷりは半端ないです。

  • 桜子様との今後は?

  • 新・古着屋総兵衛第六巻。五十八門の大砲を搭載する薩摩藩の新・十文字船団七隻は大隅海峡にて、大黒屋の交易船イマサカ号・大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた。一方、総兵衛・案内役坊城桜子一行は伊勢から京都への道程に神君の故事にあやかって、伊賀加太峠越えを選んだ。それは一行を付け狙う薩摩の刺客の他に忍び崩れの山賊たちが盤踞する危険な道だった。そして、北郷陰吉が消えた……。積んでいた前巻『○に十の字』と二冊を一気読み。総兵衛の圧倒的な強さと余裕に唖然とするが、続く展開に大いに期待がかかる。

  • シリーズ物をこれだけ抱えながら、破綻無くかつある一定のレベルを維持できるのは、それなりの才能だろう。飛びぬけて何かがあるわけではないが、なんとなく読み続けてしまうし、読んでいるときはそれなりに面白い。文庫オリジナルの時代小説の典型であるが、違和感なく読み続けられるところが凄い。

  • 初めて読む新古着屋総兵衛6巻だが イマサカ号が薩摩の軍艦4隻をあっという間にやっつけてしまうのが痛快だ 一方大黒屋総兵衛の伊賀加太峠越えに薩摩の刺客と柘植陣屋に忍者柘植一族が 作者があとがきで言っているように旅の電車の中など 一時の暇つぶしにもってこいだ さっと読むにはページ数が多いのが玉にきずだな えへへ 

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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